こんなにかかるの?・建築費の高騰
最近建築費の高騰が著しいですね。
新しく建物を建てるだけではなく、
リフォームや修繕などの費用も当然高騰しています。
建築資材の高騰ももちろん。
ありとあらゆる物が値上がりしているのですから、
当然と言えば当然かもしれませんね。
賃貸物件の修繕費用も馬鹿になりません。
当社でも、建物修繕
賃貸物件退去後の現状回復工事等々。
見積をお出しすると、大抵のお客様は
「こんなに高いの?」
と驚かれます。
こちらも、正直高いと感じる事も多々あります。
でも、ここ数年 設備機器の値上がり
建築資材の値上がり、人件費の値上がり、
全てが値上がりしている状況を見ていると
仕方がないと思うところもあります。
ただ、お客様は工事価格が思ったより数倍高い。
という事実に驚くのも当然です。
値上がりは建築資材の高騰・職人さん不足も原因。
特に古い賃貸物件を所有されている方など、
修繕箇所やリフォームが必要となってくるのは
避けられません。
賃貸物件も古くなると、賃料も値下がり気味。
その中で高額な工事費用がかかる。
そうなると、本当に厳しいものがあります。
特に最近問題になっているのに職人さんが不足している。
という事です。
大工さんに限っても、40年間で3分の1になったそうです。
建物の建築、リフォーム工事など。
大工さんは、絶対必要です。
それが、現在30万人を割り、更に2035年頃には
約15万人に減少するという試算もあるそうです。
賃貸物件の維持も簡単ではない。
新築工事の価格が高騰すれば
リフォームなどで、家を長く持たせよう。
という方も増えるのではないでしょうか。
賃貸物件も同じ。
リフォームして、資産価値を高めよう。
と考える方も増えると思います。
特に賃貸物件を扱っていると
どうしても、オーナーさんに対し
入居者が入りやすいようにと、
リフォームやリノベーションを提案する事も増えます。
ただ、そのような高額な工事費用。
オーナーさんと言えども、
誰でもが負担できるわけではありません。
オーナーさんも高齢になっている。
そんな時、建物を維持していくのは難しい。
と感じる方も多いようです。
修繕費用を抑えたい、でも入居者が決まらない問題
最近は、人口の減少に伴い
古い賃貸物件などは、なかなか入居者が決まりません。
修繕費用を抑えてリフォームしても
なかなか人が入らない。
そうすると賃料を下げる。
結果、賃料収入は減少し益々修繕費用が出せなくなる。
そんな悪循環に陥るかもしれません。
そして、賃貸物件を手放さざるを得なくなるオーナーも
いらっしゃいます。
この建築費の高騰、建築職人の不足。
オーナーにとっても、本当に悩ましい問題です。
関連した記事を読む
- 2025/04/18
- 2025/04/17
- 2025/04/14
- 2025/04/13