賃貸物件における高齢化問題
高齢化の進む昨今。
様々な問題が出てきていますね。
賃貸住宅でも、貸主や借主。
双方の高齢化による問題があります。
借主の高齢化も貸主にとっては心配な事の一つ。
ただ、最近それ以上に心配になるのが
貸主の高齢化です。
貸主の高齢化にどう対処しますか?
長い間賃貸物件を所有している貸主。
年月が経てば賃貸物件も古くなりますが、
同時に貸主も年をとってきます。
貸主が高齢になってきた場合、
今後所有している賃貸物件をどうしていくのか。
考えていく必要が出てきます。
●ご家族が物件の管理をそのまま、引き継ぐ。
所有者の年齢も考えたうえで、家族間で話し合いをし、
借主にとっては、何も変わらない事が殆どです。
●貸主が賃貸物件の管理をするのが困難と感じるようになり、
賃貸物件を手放す。(売却など)
管理が困難になってきたと貸主自身が判断し、
このような対応を取ってもらえたら、借主(入居者)は安心です。
入居中に何かあっても、引継ぎされた家族や新貸主が
対応してくれるからです。
高齢化の進む独り暮らしの貸主
もし、貸主が高齢になっていたとしても
今後の対策を考えていなかった場合。
問題が起こる可能性があります。
最近は独り暮らしの高齢者が増えています。
これは、賃貸物件を所有している貸主にも当てはまります。
もちろん皆さんお元気で、以前と同じように
賃貸の管理も行っていたりします。
修繕や家賃管理も自分で判断が出来ます。
管理には様々な問題があり、貸主の判断は重要です。
でも、いつまでも元気とは限らないのです。
貸主と突然連絡が取れなくなった!
先日も一人暮らしの貸主と突然連絡が取れなくなった。
という事がありました。
何か月も連絡が取れず、大変困りました。
その貸主さんは、管理会社に頼む事もなく
一人できちんと全て管理していました。
でも、貸主さんと連絡が急に取れなくなり、入居者は困ってしまいました。
やっと、貸主さんから連絡が来たのは半年後。
突然倒れ、そのまま入院していたそうだったのです。
連絡は病院の看護師さんが貸主さんから頼まれてしてくれたのです。
不在の原因と安否はわかりました。
でも、結局アパート管理は何もできません。
ご親族など連絡先をお伺いしました。
結局、連絡のとれそうな親族や
今後についてお願いできる方はいなかったのです。
自主管理であるが故に、どうにも出来なくなってしまったのです。
賃貸借契約内容が理解出来ない貸主
貸主は今まで全て自分で管理をしていました。
貸主もそのアパート内に住んでいます。
退去者が出たので、募集をかけ
新しい入居者と無事契約をしました。
契約時はもちろん貸主にも何も問題がありませんでした。
ところが、徐々に問題が出てくるようになったのです。
新しい借主が入居しているのに、
それがなかなか理解ができないのです。
以前の入居者の事は、それなりに理解し覚えています。
ところが、新入居者についてなかなか、理解できないのです。
更に、ある事無い事クレームを言うようになりました。
部屋で大きな音をたて騒いでいる。
室内で暴れている、等々。
それは、入居者が不在時でも変わりません。
日を追うごとにクレームはひどくなりました。
失礼ながら高齢による認知機能の障害?とも思います。
でも、入居者にとっては困った話なのです。
そして、契約をなかった事にして欲しい。
とまで言われるようになったのです。
契約が理解できない、親族はいない?
このような状態になった高齢の貸主様。
何度同じことをご説明しても
当然ご理解は頂けないし
覚えて頂く事は、無理な話なのです。
どなたか、ご親族やご連絡を取れる方はいませんか?
とお聞きしても、誰もいないそうなのです。
契約前にも、高齢であることを危惧して
ご親族など連絡先を教えて下さい。
とお話していた事もあったのですが
その時も何も教えて頂けなかったのです。
当然ご本人は、自分はしっかりしている、と思っています。
借主に迷惑をかけられているから
出て行って欲しい。
と言われるばかりなのです。
こうなってしまうと、賃貸契約を続けていくのは
難しいようです。
とは言っても、借主は何も悪くありません。
簡単に出ていく事も出来ないのです。
難しいですが、貸主が費用を払ってでも
解約するしかないかもしれません
時間はかかりそうですが。
高齢の貸主さんが増加。今後を考える必要があります。
高齢の一人暮らしの貸主。
親族など頼れる方もいない。
今まで、賃貸管理は全て自分で行っていた。
という場合は今後たくさんの問題が出てくるでしょう。
誰しも年をとるし、病気にもなります。
それは、当たり前の事です。
でも、賃貸物件を貸しているのであれば、
問題が起きて困るのは借主です。
賃貸物件の入居申込時に借主の年齢が問題になる事があります。
入居中に問題が起こると困る、と思われるからです。
でも、貸主の年齢は考慮されていなかったのではなかったでしょうか。
高齢になり問題が起きるのは、
貸主も借主も同じです。
何か起こってからでは遅いのです。
仲介する側も、今後は貸主さんの状況も
把握しておく必要があると思うのです。
貸主さんに何かあった時、連絡の取れる方、
どう対処するか、など決めておくのは重要な事かもしれません。
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