経年劣化が進む。簡単なリフォームでは対応できなくなる
経年劣化がそれなりに進み、退去の度に実施するリフォームでは
対応できなくなってきていたマンション。
和室を洋間に直したり、バランス釜を交換したり
傷んだ扉を補修したり。
空室になると、リフォームをしていました。
建具や間取りや雰囲気は余り変わらない。
それでも、毎回その費用は100万円を超えていました。
リフォームしても入居後止まらないクレームが
でも、せっかく費用をかけてリフォームしても
新しい入居者からは、クレームが数カ月間入るのです。
洗濯機から水漏れがする、とかお風呂が壊れたとか
建付けが悪い、など特に設備関係のクレームに悩まされ続けます。
クレームの度に修理。
しばらく生活している内に、同じ部屋から
別のクレームが入る。
入居者がいる場合は、修理の手配もなかなか大変。
大家さんも当社も少々困っていた物件です。
それまでは、それなりのリフォームを行っていましたが
費用の割には効果がみられなかったのです。
そこで、思い切ってリノベーションを提案しました。
これ以上のクレームは困る。リノベーションの提案。
毎回それなりの費用をかけるのなら
一度に数回分の費用を払ってでも
思い切ったリノベーションをした方が結局は良いのではないか。
クレームに嫌気がさしていた大家さんは、
提案を受け入れてくれました。
間取りから配管まで大幅な改修工事・リノベーション実施
床・壁・天井も取り壊し重要な柱だけ残します。
もちろん設備も外しすっかりスケルトン状態に。
床の根太(床を貼る為の下地)も補強し、新たなフローリングを一から貼っていきます。
お風呂は、タイル張りの床に浴槽を置くタイプだったので
入口も壊してからユニットバスを組み込みました。
キッチンも明るい色合いのキッチンを組み込みます。
一番は、古臭い建具を全て今の建具に交換。
それだけで、すっかり印象が変わります。
リノベーションしたお部屋は明るく使いやすい。クレームも無くなり大喜びの大家さん
予算は、今までのリフォームの4倍くらいでしょうか。
でも、室内に入ると新品のようなお部屋になりました。
今まで、家賃を下げるしかなかったお部屋ですが
ちゃんと、普通の家賃設定ができるようになりました。
フルオートバスにシャンプードレッサー、きれいなクロス。
きれいな最近の設備は使う側にとっても
とても嬉しいものです。
大家さんにとっては、退去の度に効果的でないお金を使うより
良いと思います。
このマンションは、長期間の入居者が多い建物です。
ちょうど世代交代の時期なのか長期間入居されていた方が、退去される時期。
少しずつリノベーションを進めています。
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