次代に引継がれたアパート。大規模修繕に乗り出します。
最近 オーナーが代替わりしたばかりの
アパートです。
以前のオーナーは、自分で管理をしていました。
ですが高齢でもあり、なかなかアパートの保全に手が回っていませんでした。
その為、内外共に傷みが進んでしまいました。
長い間きちんと外壁塗装なども行っていなかった建物。
アパートを引き継いだ新オーナは
思い切って、大規模修繕にのりだすことにしました。
外階段や手すりなどの鉄部はサビが目立ちます。
東日本大震災時には外壁にクラックが入りました。
その時は、とりあえず建物内部に雨が入るのも心配なので
クラックの補修工事などは行っていました。
さすがに簡単な補修工事だけではなく
外壁塗装工事や防水工事などが必要な年代です。
そこで、代替わりしたオーナーさんは
きちんと補修する事にしました。
費用はかかるけれど、塗装も防水も併せて施工する事に
外壁塗装工事や鉄部塗装など併せると
結構な費用がかかります。
当初その費用面を考慮して
2パターンの見積もりを出しました。
鉄部の塗装や簡単な補修のみ、
急いで施工する必要がある場所のみの見積もり
鉄部塗装、外壁塗装、防水工事等
必要と思う箇所全てを入れたもの。
2つの見積には、当然数百万の違いがあります。
オーナーに相談してみました。
すると
どうせ、先々もやる必要が出てくるのなら
この機会に全部工事して欲しい。
折角足場を組むのだから。
そう言われ、外壁も併せ全て工事することになりました。
足場を昇ったら、屋根も危ない!
足場を組み、作業の準備に入りました。
組んだ足場の上に登り、状況を確認
すると、屋根にも問題が見つかりました。
屋根の棟(むね)という頂上部分が飛んでしまい無くなっています。
屋根瓦も一部破損。
今まで幸い(?)雨漏りの報告などもありませんでした。
その為、屋根の状態をチェックしていなかったのです。
それで、結局屋根の補修も追加になりました。
建物の築年数が経過する。
どうしても、同じ時期に色々なところの
修理が必要になってくるものです。
オーナーは頑張って費用を負担する事にしました。
全ての工事が完了。雨がふっても安心になりました
それでも、ようやく外壁、屋根工事も無事終了しました。
今年は、幸い関東地方には大きな台風や豪雨が来ていません。
でも、修理したので一安心。
もちろん、防ぎようのない災害がきてしまえば
どうしようもない事もあるでしょう。
それでも、このままであれば強風で屋根が壊れる
という、心配は軽減されたのではないでしょうか。
高齢の大家さんが、自分で管理
家賃滞納や 夜逃げ 白蟻の被害 設備の故障
など、様々な問題に対処していくのは大変です。
当社も昔ながらのお付き合いだから
お手伝いをしてきてはいました。
それも代替わりした大家さんから
「きちんと管理をお願いしたい」
と言われ、対処するのも大変楽になりました。
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