株式会社あすかハウジング
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2018年07月06日
ブログ

相続人はどうなるの? お子様のいない高齢夫婦の場合


高齢になられたご夫婦。

お子様はいらっしゃいませんでした。もともとは、九州のご出身でご親族は殆どがそちらにお住まいでした。

一番近くにいるのが、お兄さんのお子さん。それでも、電車で1時間半もかかる所に住んでいます。ご夫婦はご自宅と貸家があり、ここ何年かはその方がいろいろと面倒を見ていました。

既に、奥様は病院に入院中、ご主人もヘルパーさんに面倒を見てもらっている状態でした。

 

ご夫婦は、相次いで亡くなりました。 相続人を探します。


そして、一昨年の正月にご主人が亡くなられ、その半年後には奥様も亡くなりました。

ご夫婦は、自分たちには子供がいないので財産は国に行くんだね、と話をしていたそうです。

ところが、現実はそんな事は無いのです。遺言書を作っていたり、お元気なうちに血縁者と話をしていたりしていません。

財産は、ご主人名義でした。亡くなられた後に奥様名義にはしていません。でも、その時点で多くの財産は奥様のものになるはずでした。

そこで、奥様の財産は遠くの奥様のご兄弟へ渡される事になります。

でも、ご兄弟も既に高齢で亡くなられた方も多く、顔を見たことも無いほど疎遠の親戚を探す事になりました。

遺産分割の為、気の遠くなるような作業が


相続を得意としている司法書士の方にお願いをし、相続人を探してもらう事になりました。

遠方の為、戸籍などで追ってご連絡をしても、なかなか連絡は取れませんでした。

ご親族もお互いに余り知らない状態なので、教えて頂く事もできず大変苦労をして頂き、1年をかけて13人の相続すべき親族を探し出しました。

そして、遺産分割をすべくご夫婦の財産を調べる作業も大変。

更に、その財産の分割を納得して頂く為に一人ずつ説得をして頂きます。

亡くなった奥様の事も知らない方ばかりですが、突然遺産が入るとなると欲も出てきます。

そして、更に1年近くが経過しました。

相続人は、段々増えていきます。 それでも解決へ向けて!


ようやく、相続人全員に分割協議書への捺印を頂きました。

その間、売却しなくてはいけない不動産についても、不動産関係の仕事をしている相続人からは、金額の根拠や、自分で買ったほうが儲かるなど、色々な話も来ました。

この金額にすべき根拠を記載した書類を作成したり、現場の写真を撮ってお送りしたりと説明作業を行い何とかご納得頂きました。

でも、その間に更に相続人数人が亡くなってしまったのです。

すると、その相続人のお子様へと代襲相続が発生し、最終的には20人近い人数となりました。

銀行預金の相続、不動産の相続(売買)等が、2015年1月にご主人が亡くなられてから、ようやく2018年7月目途が経ちました。

相続人が特定出来ただけでも、良かったのかもしれませんが

なかなか、大変な案件でした。

残された方への事を考えると、きちんと対策を考える必要があると実感します。

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