【ベランダ】【バルコニー】って何でしょうか

賃貸物件の希望条件で多いのが【2階以上】

防犯面や陽当たり面を考えて希望される方が多いですね。

2階以上の場合、ベランダ・バルコニーが
あるものが多いと思います。

もちろん、これが無い物件もあります。
それでも、ベランダやバルコニーがあると
色々と便利なことが多いと思います。

普段気にせずに
ベランダ・バルコニーと言っていますが
どんなものなのでしょうか。

ベランダ、とバルコニーは何が違うのでしょうか

室内の外へ向かって床まである窓を【掃き出し窓】と呼びます。
その掃き出し窓から外に張り出している部分
そこを、ベランダ・バルコニーと呼びます。

更に【ベランダ】と【バルコニー】も違いがあります。

ベランダというのは外に張り出している部分で、ある程度
雨風がしのげる場所となります。
通常、屋根があります。

バルコニーというのは、屋根がなく
上階の軒が（バルコニーの床など）が張り出していて
屋根はなくても、雨がしのげる、という物もありはします
それでも、一般的には屋根といえるものではないので
【バルコニー】というくくりになるでしょう。

どちらにしても、その部屋の住人しか利用できない造り
になっている事が殆ど。
そして、そこで洗濯物を干したり布団を干す
などの利用をしていると思います。

でも、バルコニーやベランダは、その部屋の人が好きに使っていいように思います。
でも、それは絶対ではないのです。

この利用方法は、賃貸物件でも分譲マンションでも変わりません。

もちろん、専有に利用できますが
この場所は、共用部分にもあたるのです。

ベランダ、バルコニーは緊急時の避難路としての
役割もあるのです。

隣室のベランダの壁は、コンクリートなどで作られている事は
ないと思います。

何かあった際には、その壁をけ破って廊下のように利用するからです。
202号室で火事があり玄関に戻れない
その際に203号室側の壁を破って203号室側に逃げる

というような使い方をしたりします。

また、ベランダには避難用の梯子が置いてあったり
階下へつながる緊急時の扉が床にあったりします。

だから、ベランダに大きな物置を置いたり
床一面に思い植木鉢を置いたりすることは
出来ないのです。

そうは言っても、ベランダやバルコニーは
陽当たりが良かったり、眺望が良かったり
とても気持ちの良い場所の事もあります。

折角の場所は有効に利用したいですね。

プランターに花を植えたり、テーブルや椅子を置く
など、あまりにも重いもので動かせない物を置くのでなければ
大抵の場合認められています。

基本は、避難路としても使える状態を保つ。
そうであれば、是非有効に使ってみてください。

それとは、別に最近トラブルになる事が多いのが
ベランダ・バルコニーでの喫煙です。

喫煙で室内を汚すと退去時に困るから、と
ベランダで喫煙する方も増えています。

ところが、そのタバコの煙や臭いは上の階に流れたりします。
それが、洗濯物に臭いがつくとか布団が臭くなる
などクレームになる事が大変増えています。

また、ベランダで大きな声で電話をしているので
うるさい、などのクレームもあります。

ベランダ・バルコニーはとても便利ですが
使い方にも注意が必要です。