私有地内の植木。管理はされていますか？

夏が近づき、草木が青々と茂る季節。

雑草も益々元気になり、庭の植木も勢いよく伸びていきます。

緑がきれいだな。
と思う事もありますが、道路一杯にお庭の植木が張り出している。
となると、正直迷惑になります。

植木も自宅の庭など私有地内だけでおさまっているのであれば、
問題はありません。

ですが、敷地から道路に張り出していたり、
隣地に大きく枝が伸びる。

これは、かなり迷惑な事です。
当社でも、まめに管理物件をみているのですが、
良く隣地の方からアパート敷地の木の枝を
切ってくれないか。
というクレームを受ける事があります。

アパートの植木だけではなく、
勝手に生えてきてしまったような雑木もそうです。

南天の木など植えた訳ではないのですが、
どんどん増えてしまい困ります。
なんだかわからない木も知らないうちに生え、
あっという間に大きくなります。
隣地との境界の狭い敷地に生えてしまうと
お隣まで枝を伸ばし、クレームの原因となります。

狭い場所であるがゆえに、気づきにくく
処理するのにも一苦労です。

だから余計に、余り大きくならないうちに
伐採した方が良いのです。

隣地だけでなく、道路に張り出した樹木。
それが原因で見通しが悪くなり、事故の原因となる。
そんな事もあるようです。

そんな場合は、所有者の責任が問われることもあります。

最近よく目にするのが、空家の植木です。
近所でも実際にありましたが、
高齢者の一人住まいのお宅。
身体も自由に動かないので、庭の手入れもままなりません。
庭中に木が茂り、道路にまで張り出してしまっています。
近隣の家に張り出しているだけでなく、
道路にも枝が１ｍ以上張り出す。
そんな状態でした。
外から見ても庭は、うっそうとして真っ暗になっていました。
道を歩く時も張り出した枝に頭を下げて通らなければなりませんでした。
更に角地でもあり、角を曲がる車も大変見通しが悪く危険でもありました。

その後、住人が家を出られ、空家になりました。
親族が処理されたのか、全ての木が伐採されました。
長年にわたる近隣の悩みが解消された、
という事がありました。

ご自分の私有地内の植木。雑草。
或いは、空家となっている所有不動産。
この時期は、ちょっと見てみる必要があるようです。