暖かくなる時期、害虫などに要注意の季節
暖かくなるこの時期。
様々な動植物の動きが活発になります。
動物の出産ラッシュなどニュースになることも
たくさんあるのですが、
その活発な動きから
人間には大変困ることもあります。
その中でも困るのがシロアリです。
シロアリは4月から6月ごろに増えてきます。
4月から6月ごろ羽アリを見かけたらシロアリかも?
シロアリ(特にヤマトシロアリ)は4月から6月頃に増えるといわれています。
羽アリを見かけるようになると要注意です。
これは、新しい巣を作るため元の巣から飛び立つからです。
シロアリはこの時期しかいないわけではありません。
でも、今まで見なかった羽アリを見かけたのであれが
シロアリが増えている証拠かもしれません。
一般にシロアリと言いますが、シロアリは蟻の仲間ではありません。
なんとゴキブリの仲間だそうです。
もともと自然界においては、動植物の死骸や枯れ木や落ち葉を分解する。
という大事な役割があるのです。
ですが、皆さんご存じのように日本で多くみられる
「ヤマトシロアリ」や「イエシロアリ」は
家屋に重大な被害をもたらすことで有名です。
水回り近くの床下。もしかしたらシロアリの被害?
シロアリは湿気のある暗い場所を好みます。
家屋ではよく床下、特に水回りのある床下などが
被害にあいます。
お風呂場の前の床が下がる。
床がブカブカする。
建具が閉まりにくくなった。
これも、シロアリの被害の可能性があります。
普段は、こんな状態にならなければ
なかなかシロアリにやられている事に気づきません。
床が下がる、という状態になるのは
かなり被害が進んでいるのかもしれません。
この羽アリが発生する時期に初めて
「アレ?この羽アリは何?」
と気づくこともあるようです。
改めて調べてみたら、床下の柱がすでにスカスカだった。
なんて言うことになっているかもしれません。
被害にあってからでは、大変。早めに点検してください。
もし、シロアリの被害にあっていたなら
床をはいで柱を補強したり、
床を張りなおすこともあるかもしれません。
放っておくと、とんでもないことになるかもしれません。
床が抜けたり柱が駄目になってしまったら
危険ですし、工事にも大変な費用がかかるでしょう。
木造の家屋は建てたときには、通常防蟻工事と言って
シロアリを防ぐ工事を行います。
ですが、その効力は5年と言われています。
もちろん、築年数のたった建物であれば
何も行わなければ、とっくにその防除効力は切れています。
もし、気になる箇所があったり、羽アリを見かけたのであれば
業者に点検をしてもらったほうが良いと思います。
費用がかかったとしても、
すっかりシロアリにやられてしまってから
工事を行うよりは安いと思います。
被害にあう前に自分でも気を付けたいこと。
業者に調べてもらうことも大切です。
でも、普段から自分でできる方法で予防することもよいと思います。
シロアリは湿った暗いところが好き。
乾燥には弱いのです。
床下の換気が良いことも有効です。
家全体の日当たりが良いことも風通しが良いことも大切。
これは、シロアリに限らず建物にはとても良いことです。
でも構造上難しいのであれば、床下の換気をよくするよう
気を付けてください。
また、家の周辺に段ボールや木材など
シロアリの餌になりそうなものを
置きっぱなしにしないのも大事です。
雨漏り、水漏れなども早めに対処して
とにかく湿気を防ぐことはとても大事です。
大事な家が駄目にならないよう
くれぐれも気をつけてください。
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