高齢者の家探し。大変難しい問題です。
高齢者が増えている世の中。
仕方がない事ではありますが、色々な問題が起きるのも確かです。
特に高齢になってからの部屋探し。
これは大変難しい問題です。
よくあるのが、立ち退き問題
平均寿命も延びています。
様々な理由で、住むところに困る事もあります。
よくあるケースとしては、立ち退き問題です。
長い間住み慣れたアパート。
何十年も暮らしている、という方はたくさんいます。
住んでいたアパートは、老朽化。
大家さんも高齢になり、アパートを手放そうか、
とか壊そうか、という話になります。
アパートを壊す為には入居者に出てもらう必要があります。
そこで、立ち退きして欲しいとの連絡を受けるのです。
住み慣れたお部屋を出るのは辛い。身内もいないのに。
長い間住んでいたところを出なければならない。
住み慣れたところを出る。
寂しいかもしれませんが仕方がありません。
でも、大変なのは次に住むところを探すことなのです。
壊す予定になるアパートに長い間住んでいる内に
入居者も高齢となります。
その高齢者が住む場所を探すのは、
実際に大変難しい事なのです。
田舎に帰る、とか高齢者向けの施設に入れる。
という方は問題ないでしょう。
ところが、近隣に身内もいない。
収入もわずかな年金しかない。
年齢もかなり高くなっている。
こんな方が住むところを探してもなかなか見つからないでしょう。
民間アパートは高齢者の入居はかなり困難かも。
普通に民間アパートを探すと
残念ながら、断られてしまう事が多いのです。
高齢者が入居して、もし何かあったら困る。
と思うのも仕方がありません。
まして、すぐ近くに身内の方がいない。
となると、入居後の事故などのリスクが大きくなります。
特に、単身で入居される、となると猶更です。
賃料の高い安いが問題ではないのです。
これほど、高齢者が増えたとしても
余裕のある方は多くありません。
また、身内がいない、という方もいます。
身内がいても、長い間音信不通なので頼れない。
という方も実に多いのです。
大家さんがOK.でも物件が気に入らないという事も。
まれに、大家さんがOKしてくれる物件もあります。
折角苦労した物件。そんなに素敵ではないかもしれません。
そんな時、借主も「ここは嫌だ」と言われる事も。
もちろん、気に入らないお部屋に住みたくない。
と思うのは当たり前かもしれません。
それでも、選べないのに。
とこちらも勝手に思う事もあります。
何件も不動産会社に行き、たくさん断られて嫌な思いをする。
そんな方をたくさん見ていると、複雑な気持ちにもなります。
住んでいる場所が老朽化してきている。
と思う場合、難しいとは思いますが
先の事を考えておく必要があるのかもしれません。
そして、そういう方たちのために公営の住宅に
入れるようにしてくれないのだろうか。
と最近切に思うのです。
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