賃貸物件、入居者と大家さんの関係を考える
賃貸物件の大家さんとの関係。
昔は、入居者と大家さん。
という関係が当たり前にみられました。
アパートの近所とか、同じ敷地内にアパートがあり、
大家さんと入居者は、挨拶をしたり
何かあれば、気軽に相談する。
そんな時代もありました。
でも、そんなつながりも段々薄れてきているようです。
入居中は大家さんと関わりたくない、世の中も変わります。
賃貸物件の管理はそれなりに大変です。
入居者からのクレームや家賃管理など、
できれば、管理会社に一括して依頼したい。
そう思う大家さんも増えています。
また、入居者も大家さんとの関係性がうっとうしい。
とか、人間関係を築くのが面倒くさい。
とでも言うのでしょうか。
目と鼻の先に住んでいる大家さん。
でも、できれば関わりたくない。
と思う人も増えているようです。
これは、大家さんと入居者の関係だけではなく、
近所付き合いが無くなった。
そんな世の中の情勢とも同じなのかもしれません。
自分で全て管理している大家さん。それをうるさいと思う入居者
最近も大家さんから色々とお話をお伺いする機会がありました。
アパートは、大家さんの自宅と同じ建物。
入居者募集だけは、不動産会社を通しますが
その後は、全て大家さんが自分で管理しています。
ゴミの出し方、自転車の置き方、更に更新契約まで。
大家さんは、入居者に全て自分で伝えます。
ある日、ゴミの出し方を注意したところ
(置場が違っている)入居者が逆切れしてしまったそうです。
もちろん、大家さんがどういう風に注意したのかはわかりません。
でも、とりあえず自分が間違っていたのならまず謝罪。
そうしていたら、特にトラブルにもならなかったと思います。
その入居者は賃料の支払いもいつも遅れがち。
月末までに支払うべき賃料が、月をまたぎ月初に支払う。
そんな事も多く、大家さんはそれも気にしていました。
几帳面な大家さんでもあるのですが、
言っている事に間違いはありません。
入居者にしてみたら
「大したことではない。」
と思っていたのかもしれませんが、
決まりを守らなかったのは事実。
謝罪して以後気をつける。
それで済んでいたことでしょう。
それだけの事がトラブルに発展したのです。
遂には退去の連絡もなく?、入居者は退去してしまう。
売り言葉に買い言葉。
謝らない入居者に対し、大家さんもきつい言葉をなげかけます。
そして、遂に「出ていきます」
という事になったのです。
そして、本当に退去したのですが、
退去日の連絡もなかったそうです。
入居者は仲介した不動産会社に伝えたようですが
それが、きちんと大家さんに伝わらなかったのかもしれません。
入居中に設備の不具合があった時も
大家さんに直接伝えず、仲介会社に伝えたそうです。
そして、設備業者が約束の時間に行ったところ不在。
設備業者が連絡としてみたら
「治ったから」で終わったのだそうです。
腹をたてて、退去した。
そうなってみると、大家さんの文句は止まりません。
大家さんと距離。それも選ぶときには考えた方がよいかも。
大家さん側の話を聞く限りでは、
入居者が悪いように思えます。
ただ、入居者の感じ方は違ったのかもしれません。
それでも、大家さんが毎日管理しているアパート。
管理会社が入っている訳でもありません。
大家がうるさい!と思ったのかもしれません。
入居前にそのアパートの管理方法や大家さんとの関係性。
それを不動産会社から聞いていなかったのか、
理解していなかったのは、確かなのでしょう。
このようなアパートの場合、
大家さんとかかわるのが嫌な方は選ぶべきではないのでしょう。
大家さんが管理しているアパートでも
とても仲良くしている入居者もいます。
そんなアパートの大家さんは、挨拶すらしない入居者には
良い感情をもてなくなります。
そして、ギクシャクしてしまい住んでいるのが辛くなるかもしれません。
賃貸物件を選ぶときにも、こんな事もポイントになるかもしれませんね。
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