水回りトラブル。大事故になってしまうと大変です。
水回りトラブル。
水道蛇口のパッキンの損耗による水漏れから
共同住宅内での、ひどい水漏れまで色々です。
大した事ない、と思っていても放っておくと
大きな事故になる可能性があります。
当社でも昨年からかなり大きな水漏れ事故が何件も起きました。
その事故が起きてから原因を調査してみると、
もう少し早くに対処していれば、
と思う事がありました。
原因がわかりやすい水漏れトラブルが比較的多い
大きな水漏れ事故は
いずれも、下の階の天井から水が降ってくる。
という物でした。
上階からの水漏れと言っても、もちろん様々。
簡単な物であれば、
・上階の入居者が水を大量にこぼした。
・洗濯機の排水が外れていた。
そのように、明らかに上階の入居者の過失と思われる物であれば
比較的対処は楽です。
或いは、キッチン下やトイレの水漏れ。
これも原因がハッキリしているので
これも修繕はしやすいですし、
このような水漏れが比較的多い事故です。
では、大きな水漏れ事故とはどんな物でしょうか。
大きな事故となってしまうのは、何が原因?
昨年末から当社で大変苦労した水漏れ事故。
これは、下の部屋の天井から大量に水が落ちてくる。
という事故でした。
恐らく上階の排水菅から何等かの原因で水が漏れ
気づかぬうちに、床下(下階の天井)にたまってしまいます。
それが、ある程度溜まってしまうと、下の階の照明器具や
壁伝いに水が流れ落ちてくるようになります。
それは、上の階で水を使う度にあふれてきます。
上階の入居者は、原因がそこにあるのですが
気づかないので、どんどん水漏れがひどくなってしまいます。
下の階は部屋中が水浸しになってしまったり
バケツで受けても溢れてしまうほどです。
そうなってしまうと、家財も被害を受け
寝る場所すら無くなったという事例もありました。
入居者からの連絡があってから駆けつけてみた時には
見るも無残な状態になっていました。
被害の大きい事故では、復旧も費用も大変です。
こんな事故になってしまうと、
一刻も早い解決が必要です。
原因を突き止める為には、水漏れしている階の天井に
点検口或いは穴をあける事になります。
天井内部の水を抜いたり、天井内部の配管を確認。
どこか、壊れていないかなどと点検することになります。
配管に穴が空いたりしていないのであれば
配管内の詰まりが原因。
詰まって流れなくなった水が、
どこか弱いところからあふれてきてしまうようです。
そこまで詰まったしまった配管は
簡単に詰まりが取れません。
高圧洗浄をする前に、
何とか水を通せるように手作業で詰まりを取る。
そんな事まで必要になったりします。
何とか排水管の詰まりが取れてから、
配管の修繕をしたり、
水濡れで傷んでしまったお部屋の修理をします。
ここまで行くと、入居者に在宅してもらうようお願いしたり、
様々な手間と費用がかかる事になってしまうのです。
不具合や流れが悪い、と感じたら早めの報告は大事です
流れなくなるまで配管が詰まる。
そんな事になる前に、恐らく上の階の方は
水の流れが悪かった。そんな事を感じていたのではないかと思うのです。
ひどくなる前であれば、工事も簡単ですし、
誰も困らなかったのでは。
と思うのです。
場合によっては、入居者の管理義務違反。
になる事もあるかもしれません。
被害を最小限にするためには
日頃から水回りの以上に気を付けてもらいたい。
と切に思う次第なのです。
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