押入れの天井に穴。大丈夫でしょうか。
和室の収納は一般的に押入れがあります。
また、押入れ収納の中でも天井に近く高い一時に
設置されているのが、天袋と呼ばれる収納です。
以前の住宅には和室もたくさんあり、
その収納として押入れがある。
という形が一般的でした。
その天袋の上、天井部分は普通ベニヤ板が貼られています。
その天井部について、時々入居者から質問される事があります。
どんな質問が多いのでしょう。
押入れ上部の天井板がずれている、何かあったのかと心配
最も多いのが、天井の板がはずれている。
或いは、隙間があいている。
などの質問です。
こんな質問がくるのは、大抵和室或いは
和室だった部屋の押入れの天袋の事です。
建物の不具合なのか、とか
修理がちゃんとされていないのではないか。
もしかしたら、誰かが侵入したのではないか。
など、考えるととても不安になるようです。
確かに、押入れの中とはいえ天井に隙間がある、
と思えば心配になるかもしれません。
押入れ天袋にあるのは点検口ではないでしょうか。
でも、大抵の場合心配はありません。
もともと、押入れ内には天井裏の点検口があります。
天井裏の点検口というのは、洗面所やお風呂場にもあります。
洗面所や室内にある点検口は、枠があり扉のようになっています。
ビスやねじなどで止めてあります。
点検口というのは、天井裏のメンテナンスをするための出入り口。
人が出入りできるようになっています。
押入れ内の天井は、その上は屋根になります。
天井内の配線や構造体の確認ができるようになっています。
例えば、雨漏りがあった時も
天井内を点検し、原因となる場所を確認したりできます。
その為、押入れ内の天井は45センチ四方位のベニヤ板一枚分
それが、簡単に手でも動かせるようになっています。
それが、荷物を入れたり物がぶつかったりした時に
ずれてしまったのかもしれません。
点検口は簡単に動かせます。逆に固定してしまうのはNG
結論として、押入れ内部の天井に隙間がある。
というのは、大抵の場合心配はありません。
例えば、板が一枚分無くなっているという場合。
天井内を探せばあるかもしれません。
また、ベニヤ板を置いておくのでも大丈夫です。
逆に点検口をガッチリ釘を打ったり
接着剤で固定したりしないで下さい。
点検の為の口なので塞がれると困るからです。
その他、天袋にはあまりに重いものは置かないようにしましょう。
それほど、重量に耐えられるようには出来ていないからです。
高い位置にある収納なので、出し入れも大変ですが
重いものは、抜けてしまう可能性?もありますから
十分気を付けてください。
そして、ずれている点検口のベニヤは
簡単に直せる事が多いので
それもやってみましょう。
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