長期間空室だった部屋。入居者が決まりホッとしますが、注意点があります。
賃貸物件で募集をかけているのに、
長期間埋まらない。
残念ながら、そんな物件は存在します。
それでも、ようやく入居者が決まり、
大家さんもホット一息。
でも、長期間空室となっていた物件の場合。
注意すべき事があります。
入居後のクレームに多いのが水漏れ。
入ったばかりの入居者から苦情が入る事の一つ。
水栓などからの水漏れです。
もちろん、物件が空いた時にはクリーニングも実施。
水回りやエアコンなど設備の確認も行います。
特に問題はありませんでした。
ところが、募集に苦戦しなかなか入居者が決まらなかった。
ホットしたのもつかの間
引越した入居者から
水漏れのクレームが入ります。
流しの水栓の根元から水があふれてくる。
トイレのタンク下配管の継ぎ目から水が漏れてくる。
こんな苦情が起こるのです。
なぜ、こんな事が起こるのでしょうか。
水回りにあるゴム製のシールなどの乾燥による水漏れかも
水回り製品には
器具と配管の間、継ぎ目などに
ゴム製のシールが使われています。
ゴム製で大抵は輪の形をしていて器具の間に挟まれています。
シールやパッキンは古くなると劣化して縮んでしまいます。
また、使っている内は特に問題がなくても
使用しない期間が長く続くと乾燥して
ゴムが収縮してしまいます。
長期間使用していなかった水回りが
使用を始めた途端にあちこちで水漏れするようになってしまうのです。
キッチンの蛇口・トイレの便器下。
給湯器など。
様々な場所に、ゴム製のシール・パッキンがあります。
それが収縮してしまう事が原因です。
入居後すぐは大家さんに連絡して修理してもらいましょう。
だから、多くの場合このゴム製のシール
パッキンなどを交換すればよいのですが、
ひどくなってしまうと、水栓そのものを交換しなければならない。
そんな事になる事もあります。
いずれにしても、このような水漏れの場合。
入居者の責任ではないことが殆どと思われます。
入居してすぐの水漏れの場合は、
早めに連絡をして、修理してもらいましょう。
費用負担の心配はあまりないと思います。
ただ、パッキンは消耗品です。
長期間入居している方の部屋で
パッキンの劣化が見られる場合は、
入居者が自分で直す、契約書に書かれている事もあるので
ご注意下さい。
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