LPガスは料金が高いから、利用したくない
賃貸物件を探しにこられる方の希望条件の中に
都市ガスの物件が良い。
という希望が少なからずあります。
中には、どんなに気に入った物件でもLPガスだからあきらめる。
という方もいる程です。
都市ガスと比べて料金が高いから、という理由です。
そもそも料金はどの程度違うのでしょうか。
LPガスは都市ガスより熱量が高い
プロパンガス料金は、確かに都市ガスと比較すると高い場合もあります。
ただ、単純に比較できない部分もあるのです。
それは、ガス熱量の違いです。
一般的にプロパンガスは都市ガスの約2倍の熱量を持っています。
簡単に言えば、同じ熱量を得ようとすると
都市ガスはプロパンガスの約2倍の使用量が必要となる、
とも言えるのです。
正確に料金比較しようとする時は、熱量換算をする必要がある。
と言われています。
そうは言っても、コストを計算しろ、と言われてもハードルは高い
かもしれませんね。
ガス会社によって料金が異なるので比較検討するのも良いかも
熱量は高いから、使用量が少なくなるかも、
と思ってもプロパンガス料金は高い、と感じるのは確かです。
ガスは、都市ガスも自由化が進んでいますが
プロパンガスは、都市ガスよりたくさんの会社があります。
そして長年自由化されているので、ガス会社を選べるのです。
料金もそれぞれの会社で同じではないので、比較検討する事ができます。
ただ、賃貸の場合入居者がガス会社を個々に選ぶことはできません。
個人宅の場合は検討するのも良いかもしれません。
賃貸物件であれば、貸主側で検討してくれれば
それも良いかもしれませんね。
都市ガスがひかれていない地域もあるので注意が必要
都市部では、概ね都市ガスが配管されています。
でも、地域によっては配管されていない場所もあります。
また、今は都市ガスの配管がされるようになっても
昔プロパンガスで利用した建物で、都市ガスに引き直していない。
という建物も多くあります。
プロパンガスと都市ガスでは利用できるガス機器も違います。
だから、工事費用やガス機器が原因でプロパンガスのままのようです。
賃貸物件を探される方は、その地域のガス状況を確認してみる必要も
あるかもしれませんね。
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