株式会社あすかハウジング
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毎週水曜日・第2、第4火曜日
2018年10月08日
ブログ

やっと、帰ってきた自宅。 住み慣れた土地には帰れない。

昭和49年に新築で購入されたお家です。

20年程前にお仕事の関係で通勤できなくなりました。とりあえず貸家とされ、ご自分たちも勤務地近くに賃貸マンションを借りました。

いずれ、帰ってこられるつもりで、契約時に立退き料等は支払わないとの約束でお貸ししました。

ところが、定年になり借主に賃貸借契約を終了したいと申し出ましたが、結果はNO。

契約した当時は、今のように定期借家契約が普及していません。その為、貸主も自分の家であっても、簡単に契約を終了できません。

借りているマンションのお家賃の方が、入ってくるお家賃より高い。

貸主も大変です。

 

結局、10年間貸したまま。 貸主は他の場所に新たに家を取得。


賃貸借契約を締結した当時。

立退き料は出しません、と契約書に記載がしてあっても普通賃貸借契約でした。

借主の居住権は守られています。借主もお金が無いから出て行けない。

弁護士を5人雇っているなど言われたり、暗に高額な立退き料の要求でしょうか。

そう言われても高齢になられた貸主様はお願いするしかなかったのです。

結局、貸主様は戻る事をあきらめ、それまで借りていた場所の近くでマンションを購入されました。

貸家も、かなりひどい状態です。床が抜ける、外壁の板が剥がれるなど危険ですらあります。もちろん、貸主は貸している以上きちんと直してあげたいと言われました。

ところが、借主は直して欲しいというのですが、修理業者が連絡しても一向に協力してくれませんでした。

借り手との根競べが終わりました。 帰ってきたの、ぼろぼろになった家。

そんな状態で、更新をかさねてから10年以上経ちました。

借主から床が抜けると言われれば、もちろん直しますとご連絡。

直す為には室内の山のような荷物をどけて頂く必要があります。更には片付け代も出してくれなどと言われます。

ようやく自分である程度は片付けると言われました。

ところが、修理日程のご都合をお伺いしても全くお返事が来ない。電話もお手紙にも全く返事が頂けません。

更新の度にそんなやり取りが10年間繰り返されました。

そして、遂に借主から解約すると連絡が来ました。

明渡しの日伺って室内に入ってみると。

正直言って、良くこの状態で暮らしていられたなあ、と思いました。

それでも、更新のたびに繰り返していた修理依頼、その手配、そして結局修理できない。そのトラブルの無限ループ(?)がやっと終わりました。

貸主様が最近言われた言葉、根競べでしたね。本当にそんな感じでした。

 

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