短期間だけお部屋を借りたい。探せますか?
賃貸物件を探す理由
その理由も色々です。
一般的には、独立、就職、転勤、結婚など
自分がこれから住む為のお部屋を探します。
その他短期間だけ賃貸物件を借りたい。
というケースがあります。
自宅の建替え期間・リフォームをする期間だけ、などです。
珍しいところでは、出張期間のホテルの変わりになど。
短い期間なのだから、贅沢を言っている訳ではない。
だから、簡単に見つかるだろう、と考えてお部屋探しを始めます。
短期間だけ貸してくれる物件は実は少ない!
ところが、実際探し始めると、意外に見つからない事がわかります。
「家の建て替えをするので、その期間だけ住める物件を探しています。」
「できれば、自宅に近い場所。広さは2部屋か3部屋位でお願いします。」
更に「〇月から〇月まで6か月位でいいんです。」
そんな風に、不動産会社に伝えます。
すると、それを受けた不動産会社は
「短期間ですか? とにかく探してみますね」
とそんな回答をするかもしれません。
実は短期間の賃貸(短期貸)が出来る物件。
以外に少ないのです。
不動産会社は、それをわかっているので
そんな回答になってしまうのです。
できれば長期間借りて欲しい貸主。
なぜ、短期貸が難しいのか。
貸主の立場としては、普通長期で借りてもらえる方がありがたいのです。
(絶対ではありませんが)
前の借主が退去すれば、次に貸せるような状態にする必要があります。
ハウスクリーニング・原状回復工事・設備交換など行います。
場合によっては、大規模リフォームを行う事もあります。
かなりの費用が掛かる事もあるのです。
そうは言っても、最近は初期費用は安く、という世の中の傾向もあります。
礼金、敷金 0などいかに安くするか。
という競争にすらなります。
早く借りてもらう為に初期費用を安く抑えます。
でも工事費用は多少でもかかっています。
その工事費用を取り戻すためには、
少しでも長期間借りてもらいたいのです。
利益が出るまでには、数年以上かかるかもしれないからです。
それも短期貸が断られる原因のひとつです。
貸主にとっての短期間賃貸リスク。
もし、原状回復工事費用が多額でなかったとします。
それでも、短期間で退去されれば、
クリーニングや入居者募集を再度しなければなりません。
空室期間も出るかもしれません。
それも貸主にとってリスクになります。
賃料は払うのだし、空いたらすぐ募集すればいいじゃないか。
と借りる側は考えても、そう簡単ではありません。
また短期間であっても、きれいな状態で返してもらえるかわかりません。
短期間の場合に契約時に賃貸期間の賃料を予め全額払ってもらう。
という形式を取る事もあります。
でも、退去時の物件の状況が悪くなっていれば
その費用を出してもらう必要があります。
その精算でトラブルになる事もあり得ます。
短期間であれば、借主責任と認められる原状回復は
ほぼ、借主が負担すべきものになるので、
そこも理解してもらわなければなりません。
短期貸可能の物件は少なく条件も厳しい可能性も?
このように様々なリスクを考えると
短期貸可の物件は少なくなるのです。
不動産会社が苦労して短期貸可の物件を探してくれても、
気に入らないかもしれません。
運よく見つかったとしても、費用面など妥協が必要かもしれません。
短期貸可という物件には、築年数が古いものがよくあります。
貸主が、近い将来物件の処分を考えたい。
その為短期貸しだけにしたい。という事もあります。
その場合、余り手直しをしていない事もあるでしょう。
もちろん、絶対に物件が見つからない訳ではありません。
いくつか空いている部屋があるから、一部屋位は短期でもよい。
とか、なかなか埋まらないから、短期間でもOKだよ。
という事もあります。
でも、短期貸の場合には条件が変わる事もあります。
礼金・敷金が無いと書いてあったのに、短期の場合は駄目。
というな場合です。
短期貸探しは大変ですが、頑張れば見つかるかも。
貸主側の立場と借主側の立場は
いつも同じにはなりません。
借主は、ある程度の妥協をする事はとても大事です。
ましてや、短期間なので我慢できるところもあるでしょう。
また、知り合いの貸主さんが貸してくれた
という話もよく聞きます。
もちろん、希望通りに借りられる事もあります。
ただ、短期貸を探すのは結構大変かもしれない。
という事をご理解頂きたいと思います。
素敵な自宅の完成を想像して、
是非頑張って探してください。
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