高齢化する大家さんと賃貸物件。これからどうしますか?
長い間 お付き合い頂いている大家さん。
ここ数年そんな大家さんたちから色々なご相談を頂きます。
大家さんも高齢化が進み、所有している物件も古くなります。
これから、どうしようかと言う相談です。
売却・取り壊し・どのように進めるか考えなくてはなりません。
売却、取り壊し、建て直し
いずれにしても、入居者への対応も必要になります。
最近は収益物件が人気もあり、古くてもそのまま購入する方もいます。
その場合は、オーナーチェンジと言う形がとれるので
賃貸借契約は、そのまま継続できます。
それ以外、
古くなったので、取り壊そう、
或いは、建て直そう。
また、先はわからないけれど、とに角賃貸経営を辞めたい。
そんな場合は、入居者への対応に苦慮する事が
良くあります。
自分で管理している物件。仲介した不動産会社が何でもやってくれる?
賃貸物件は、もちろん大家さんが所有しています。
自分のものなのだから、自分が貸すのを辞めることも
自分の意思でできる。
高齢の大家さんの中には、まだそんな意識の方もいます
半年から1年前に言えばいいんでしょ。
更新もしなくていいから。
入居者に貸すのを辞めると言っといてね。
いとも簡単にこちらに言ってくるのです。
そんな大家さんは大抵自主管理(?)している方です。
お部屋が空けば、色々な不動産会社に客付けを頼みます。
でも、特に管理を不動産会社には頼まない。
それは、特に問題はありません。
自主管理という事は、何か問題がおきても
自分で解決するのが基本なのです。
ところが客付けをした仲介会社が、何かあれば全てやるのが当たり前。
お家賃が入らない、ゴミを片付けない、色々と起きるたびに
仲介した会社が対処する。
そう思っているのです。
自分が持っているアパート。でも貸主の自由にはできません。
そのあげく、もう貸すのを辞めたいから入居者に伝えてね。
と軽く言ってくるのです。
昔からのお付き合いだからと
もしかしたら、手伝ってもらえるかもしれません。
問題なのは賃貸で貸している場合、たとえ自分のアパートであっても
貸すのを辞めよう!と思っても自分の自由にはできないのです。
居住者の権利は守られています。
貸主側から契約を解除したい。という事は不可能ではありません。
不可能ではありませんが、一般的に簡単な事ではないのです。
立退きという言葉で言われるものに該当します。
そうすると、場合によっては費用がかかるかもしれません。
それを説明すると、
「なんでなの。更新はしないのよ!」
と怒ってしまう大家さんもいるほどです。
賃貸経営をこれからどうしようか。
と考えている大家さん。
色々な方向を今から考えなくては、
いけないかもしれませんよ。
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