今年の不動産市場は例年と違う!繁忙期にずれが
今までは、春先が不動産が最も動く時期と言われていました。
1月から3月頃は、入退去や引越しが増える時期でした。
卒業、入学、入社、転勤
など人生の節目が多い季節だからです。
今年も、年の初め頃日本では
通常の動きをしていました。
ところが、このコロナウィルスの影響が3月頃から
出てきたのです。
緊急事態宣言中は人も物件も凍結されて
ご存知のように
3月頃から感染が広がり、世の中には自粛や
緊急事態宣言が出される、など厳しい状況が続きました。
その為、入学しても学校へ行けない。
不動産を探したりしている場合ではない。
そもそも、外出そのものが出来なくなっていました。
どうしても引っ越さなければならないのでなければ
皆さん動かない、動けない時期となったのです。
それが、緊急事態宣言が解除された5月末。
そこから、そろそろと人が動きはじめました。
緊急事態宣言解除後、人が動き出しました。
自粛期間中は、ジッとしていた人も
家探しを始めたのです。
でも、空室が無ければ引越しできません。
ですが、動く人が少なかった
という事は、退去する人も少なかったのです。
その為、探す人は増えても、供給が少ない。
言ってみれば、そんな状況だったのかもしれません。
3月から4月頃に動く人が、時期をずらして動きだしました。
その動きは、6月から8月頃まで
続きました。
まだ、続いているようです。
繁忙期のずれで、在庫の無くなりつつある不動産。この波に乗らなければ!
今年は、繁忙期がずれている。
数か月に渡って、人が動き続けている。
不動産業界の実感です。
売買でも同じ。
新築物件も、ここに来て軒並み売れてしまいました。
建売業者さんから
「在庫が無いので困ります。」
と嬉しい悲鳴が聞こえてきました。
賃貸物件でも、特にファミリータイプが好調。
今日は、探しに来られたお客様に
紹介できる物件が本当に少なくなっていました。
たくさん無かった事もあるのですが、先週までの物件が
ここに来て、本当に無くなってしまいました。
この時期にこれほど、物件が無くなってしまう状況
今まで、余り経験した事がないほどです。
需要と供給からすると
供給不足である、と言えます。
経済活動が始まっている、と言えるのかもしれません。
そんな中でも、いくつか全く動きを見せない物件も
いくつかあるようです。
又は、内見が入るけれど申込に至らない。
こんな状態なので、価格設定や設備、
清掃状況などを見直す必要のある物件かもしれません。
遅くやってきた繁忙期?
乗り遅れないように考える必要があるようです。
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