株式会社あすかハウジング
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2021年04月09日
ブログ

相続に備えて確定測量を行っておこう。色々問題が起きそうです。

最近、相続に備え所有している土地を測量したい
と地主さん(農家さん)に相談を受けました。

土地の面積や高低差などを測り図面としてあらわす測量。
専門の家屋調査士などにより土地の面積を測ります。

相続が発生した時にトラブルの少ない確定測量図がある。
そうすれば、土地を分割したり土地の登記がやりやすくなります。

その為確定測量を希望されたのです。

所有地を売却。その際に私道とした土地。

農家なので、自宅の他にも当然近隣に農地もあります。

既にその地主さんのお父さんやお爺さんの代に売却した土地もあります。

売却したから現在は自分の土地ではありません。
でも売却時に家を建てる為道路を作りました。
道路は公道にはならず、私道です。

地主さんの土地との関係もあり
近隣の私道には地主さんの持分がありました。

私道というのは、所有者が何人かいて
言ってみれば共有の道路のようなものです。

地主さんは、所有地全てを測量しようとします。
もちろん、私道分も含まれます。

その時、その私道が問題になりました。




土地が大きければ隣接する所有者の数も多い

確定測量を行う。

その為には、土地が接しているすべての境界点
そこを土地家屋調査士と隣地の所有者が立ち会います。
そこで境界点の同意を得るのです。

すると隣地の同意を得た境界点で測られた測量図面ができるのです。

自分の土地と隣の土地だけであれば、人数は増えません。

どころが道路となるとその土地と接する隣地の人数が増えます。

道路持分を持っている所有者が全て
境界点の確認に立ち会ってくれなければなりません。

その上で、確定書面に署名捺印してもらうのです。

この立会・署名捺印が実はなかなか大変なのです。

人数が増える、少なからず協力しない人が増えます。

理由は様々。
なぜ協力しないのか、と疑問に思う事が良くあります。


境界の確認に非協力的な隣人がいるかもしれない

境界の確認をすることが、隣地所有者にとって
不利益になる事は、それほどありません。
ましてや、道路です。
反対しても協力しなくても
道路である事は変わりません。

もし、越境しているとか、自分の土地が減少する
などの理由がある場合はそれも理解できます。

そうであっても、将来の事を考えると、
この機会に境界をはっきりしておく
と言う方が良いとは思いますが。

とに角、私道の所有者の一人がどうしても
立会を拒否する。印鑑を押さない
と言う事も、実際に良くあるのです。


たくさんの人の同意と協力を得る。それは結構大変な作業です。

結局1年以上かかりましたが、何とか確定測量が
完成する見込みとなりました。

相続が発生する前に
不動産をきちんとしておこう。

と思った地主さん。
自分の気づかぬうちに、その隣人が嫌な思いを
したことがあったらしい。
という事がわかったのです。

やった方は覚えていないくても、嫌な思いをした人は
忘れない。そんな理由だったそうです。

とにかく、数人集まれば
必ず、反対するひとや協力しない人はいる。

そう思った方がよさそうです。

だから、確定測量などの作業は
覚悟して始める必要があります。

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