不動産を買うと不動産取得税が、かかります。
先日、お客様が「10月には不動産取得税と言うのを支払わなくてはならないんだ。だから支払を少し待って欲しい」と言われました。
お部屋を借りていたのですが、無事ご自分の家を購入。
退去にあたり、少々修理費用のご負担が出そうなので、その説明をしていた時です。
修理費用については、納得して頂いていたのですが、支払時期についてのお願いでした。
購入されたお家は、中古物件ですか? と、お聞きしたところ築35年とのお返事。
もちろん、気に入って買われるマイホームは古いから良くない、なんて筈はありません。ローンも組まずに、ご自分の預金を使い現金で買われたそうです。
これだけでも、すごい事ですよね。
でも、不動産を取得すると税金もかかるのです。
中古物件と新築とでは、税金が違うの?
そうなんです。
不動産取得税というのは、不動産を取得した時に地方税です。
不動産の価格に税率をかけて算出されます。不動産の価格と言うのは、実際に買われた金額ではなく、課税標準額というもので(購入した金額よりもちろん普通は低い金額)
それに住宅であれば 土地、建物とも3%をかけます。
ただし、一定に要件のもと課税標準額から特定控除額をひく事ができ、それに対して税金がかけられるのです。
その控除額が、築年数に応じて古くなると控除額が減っていくのです。
ちなみに新築の場合であれば価格から1200万円も控除されます。
ちなみに築35年?であれば、控除額は420万円位になるでしょうか。
なので、税金がこんなにかかると言われたお客様に中古でしたか、とお聞きしたわけです。
税金も購入時の経費として考えておいて下さい。
新築の戸建てを住宅ローンを組んで購入される場合、通常不動産会社から
こんな費用がかかりますよ。とか、不動産取得税はほぼかかりませんよ、など説明されるケースが多いと思います。
ただし、今回のお客様は現金で中古を購入された事。また、余り細かな説明を受けられていなかった事。自分でも余り調べておかなかった事。
そんな状況で、引越しされて物入りのときに余分にお金が必要になってしまった、という事でした。
ちなみに、軽減税率を受けるには納税通知書が来ても、軽減されているかどうかをしっかり確認して下さい。
軽減を受ける為の細かい要件などは、またの機会にーー
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