地震に関する危険度。東京都では地域別に公表されています
東京都から、地震に関する地域危険度が公表されています。
知らない方も多いと思いますが
東京都震災対策条例に基づいて
昭和50年から公表されているそうです。
この調査では区市町別に地域危険度がわかるようになっているのです。
建物倒壊危険、火災危険などを町村別に測定
この危険度は
地震の地震の危険性を町村毎に測定しています。
●建物倒壊危険度 (建物倒壊の危険性)
●火災危険度 (火災の発生による延焼の危険性)
●総合危険度 (上記の2指標に災害時活動困難度を加味し
総合化したもの)
に分けられ、評価されています。
昭和50年から公表されたこの危険度データは5年ごとに
発表されているので、2018年で8回目になります。
もちろん、その時々に新たなデータなどが加えられ
調査されています。
市内でも丁目毎の危険度がわかります
地域危険度は、各区市町毎に一覧表で
発表されています。
例えば、西東京市の一覧表では
泉町1丁目、2丁目などから ひばりが丘1丁目、2丁目
と言うように、丁目ごとに危険度が
発表されています。
それも、それぞれに
建物倒壊危険度
火災危険度
災害時活動困難度
そして、それらを統合した総合危険度となっています。
の危険量・順位・ランクが出ています。
まず、それぞれの地域ごとに地盤分類があるのですが
これは、 山地・丘陵・台地 から谷底、沖積低地などに分けられています
当然、山地から台地までは形成された年代も古く地震が起きた場合でも揺れが
増幅されにくく比較的危険度が低い地域。
という風にわかりやすくあらわされているのです。
地盤分類などそれぞれの危険度をランク分け
そして、西東京市です。
西東京市は全体的には、地盤分類では 「台地1」
に分類されています。
石神井川の流域にあたる地域が2、3カ所ありますが
それ以外は、ほぼ台地1
という事で、地震が起きた場合でも揺れが増幅されにくく
比較的危険度が低い地域にあたります。
という事から危険度ランクは1から場所により2になるのです。
このランクは1から5に分かれランクが大きくなると
危険性が高い、というものです。
火災危険度も、ランク的には1から3
これは、かなり地域差があるようです。
駅から離れた緑の多い地域は当然危険度は低く
ひばりが丘駅周辺などは
若干高くなるようです。
災害時活動困難度を見てみると
これは、比較的3、4などの高い地域も多くなります。
災害時活動困難度というものは
道路の整備状況による災害時の活動困難度を考慮したもの。
地震により建物が倒壊したり火災が発生
そんな時に危険な場所から避難したり
消火・救助がしやすいか、というものを数値化しています。
それから、考えると西東京市は道路の整備状況に
問題があるところが多いのかもしれません。
確かに住宅地や古い駅周りの商店街など
災害時には、救助活動などが大変そうと
思う場所がかなりあるように思えます。
総合的に西東京市はランク1から3までが殆ど。自分の住む地域の危険度を確認しましょう
災害時活動困難度は
少々高くはなっていますが
それらを総合的に考えてみた総合危険度
西東京市は全般的には 1 または 2
数カ所 3 ランクの所がありますが
比較的危険度は低い地域なのかもしれません。
とは言っても、災害時に安心なところは
決して無いですね。
最近の災害は想定外のものが起きるので。
それでも、このような地域危険度が公表されているので
皆さんも、自分の住んでいる地域の危険度を
一度ご覧になっては如何でしょうか。
https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/bosai/chousa_6/home.htm
東京都都市整備局のHPから確認できます。
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