株式会社あすかハウジング
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2021年10月08日
ブログ

賃貸借契約は契約者が利用する筈。事業用物件と言えども許可なしに他人に貸せない。

賃貸物件は、契約者が利用する
それが一般的です。

まれに、入居者が学生で親が契約者。
そんなケースもあります。

また、学生ではなくても入居者が現在求職中で
収入が無い。
その為、やはり親が契約者となってくれる。
そんな事もあります。

それは居住用の場合で
事業用の物件の場合、様々ケースが出てくることがあります。



事業用物件でも貸主に無断で転貸や譲渡することは出来ません

事業用の物件の契約者

シンプルなのは、法人(会社)が物件を借りて
その事務所や店として利用する

という場合です。
契約者と入居者が同じで何等問題になりません。

たとえ法人が借りて店長を雇う。とか
法人で経営する別テナントが入居する。

それも、入居する店やテナントがはっきりしていれば
問題にはならないでしょう。

でも、契約者が勝手に他人や他の法人に物件を貸す。
それは、転貸になり基本的に禁止されています。

初めから転貸することが、分かっていて
その条件で契約しているのであれば構いません。
契約書にもその旨を明記しているなら
問題にならないと思います。

更に、その転貸について貸主と協議し
貸主が認めているのであれば
それもあるかもしれません。

ところが、問題になるのが勝手に他人に貸している。
と言う場合なのです


借りていた筈の借主と連絡が取れない。利用しているのは知らない人だった

契約は、あくまで貸主と借主間のものです。

契約書には、賃貸の権利を譲渡したり転貸してはならない。
と記載してあるものです。

事業用の物件でお店を営んでいる
そんな場合、借主が雇っている人が営業しているかもしれません。

だから、特に確かめない事が多いでしょう。

ところが、家賃の滞納がかなり増えていて、
借主と連絡をとろうとしました。

まず、借主は届け出の住所に住んでいません。
電話も通じません。
連帯保証人も同じで、住所に住んでいない。
連絡も取れない
という事がありました。

でも、お店は営業しているようなのです。

周りの知人、友人に訊ねてようやく本人と
連絡がとれたのです。

借主は住所不定、連絡先不明。物件の権利を勝手に売却?

貸主が借主を呼び出し
話し合いを持ちました。

本人は、友人にお店を手伝ってもらっていると言うのです。

でも、調べてみると本人は別の仕事をしているのです。
とは言っても、その仕事先も存在していないので
かなり怪しい申告ではありました。

更に、友人に店を手伝ってもらっている
とは、まったく事実ではありませんでした。

どうやら、その友人?にその店の権利を譲っていたのです。
なんと、借りているお店なのに
その人に売却した!と言うのですから
あきれてしまいます。

当然、契約違反であり
解約する事になりました。

解約書類には、本人に署名捺印をさせたのです。

解約してもなかなか明け渡さない借主

なかなか、ここまでひどいケースは余りありません。

借主は、住んでいるところも連絡先もわからず
連帯保証人も同じ。
更に、お金も払わず
勝手に借りている物件を
人に売っている。

当然、すぐに明渡を要求しました。

すると、その権利を買った!と言う人が
なかなか鍵の返却をしてこないのです。

ようやく、返却してきたのは2カ所鍵があるのに
たった1本のみ。

物件の鍵は、交換し利用できないようにしました。
でも、室内の荷物は片付けていないのです。
でも、このように悪質な借主の場合
なかなか、手こずりそうではあります。

とにかく、事業用物件でも
勝手に他人に貸す
転貸、譲渡は禁止なのです。
もし、発覚したら早目に対処する事が良いと思います。

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