売買物件の価格はどうやって決まるのでしょうか?
売買物件の価格
新築物件であれば、当然建売業者が
価格を決定して売りに出します。
それを「高い!」と思ったとしても
それで売れれば適正な価格なのでしょう。
それでは、中古物件の価格はどうやって
決めるのでしょうか。
中古物件は、もともと誰かのものです。その所有者の希望もある筈
中古物件というのは、誰かが持っていた物件
所有者がいます。
その所有者は一般の方である事も多いのです
売却に出そうと思えば、一般の方は不動産会社に
相談すると思います。
その時気になるのは当然売却価格です。
「いくら位で売れるのだろうか」
と心配にもなります。
自分で昔購入したのであれば、当然購入した時の価格
と比較したくなります。
まして、かなり高かった!
と思っていれば猶更です。
そこで、不動産会社にいくら位であれば売れるのか
と相談するのです。
購入した時より、そんなに安くなるの?
不動産会社から価格を提示された場合
その反応は当然様々です。
注文建築でかなりお金をかけて建てた
とか、購入した頃が不動産価格が高騰していたころだった
そんな方は、提示された金額に不満を持たれるでしょう。
誰でも、少しでも高く売りたいと思います。
まれには、自分でも色々調べていて「その位だと思っていた」と
言われる方もいます。
建物のついている中古物件であれば、
まず、建物の価格が新築とは違うのは当然です。
経年の分だけ建物価格は下がります。
すると、残るのは土地価格です。
買われた時がいつなのかにもよりますが
最近このあたりひばりが丘近隣に限ってみても
特に高くなっている。とは思えません。
だから、もしかしたら売る方の希望価格通り
とはならないかもしれないのです。
売買価格には取引事例が参考にされます
よく、公示価格とか路線価という言葉を聞かれるでしょう。
ただ、それも参考にはなりますが
不動産会社が査定するときには
実勢価格を考えます。
特に、その売却しようとする物件に近い
「取引事例」
を参考にすることが多いのです。
不動産には、同じものがありません。
近場の物件と比較しても、参考にはなりますが
それぞれの条件で、変わってきます。
土地の形、道路にどのように接しているか
土地の向き(南向き、北向きなど)
土地の広さもあります。
建物であれば、間取り、築年数
建てたメーカー
などなど価格を決定する要素は色々あります。
もし、建築費がとても高額であったとしても
木造で30年経過していれば、査定価格はそれほど出せないのです。
逆にかなり安く考えていても
もっと高くできるのでは?と思う事もあります。
不動産会社は売主の希望も考慮し売却価格を決めます
その為、近隣の取引事例がたくさんあると
売却価格は、比較的出しやすいと思います。
でも、売却価格については当然不動産会社も提案しますが
売主のご希望を全く無視する事はできません。
例えば、住宅ローンが3000万円残っていたとします。
売却して、その住宅ローンを全て返済しなければ困る。
と言う場合などそれを考慮せざるを得ません。
また、建築費が3000万円かかった家なのだから
20年経っていたとしても、それほど下げる気はない
という事もあるでしょう。
だから、不動産会社の提示した金額と
売主の希望金額とを考えて売却金額を決めていきます。
時々、売りに出されている中古物件をみて
「高いな」と思う事があります。
売主さんの希望価格があったのだろうか
と想像したりします。
もちろん、市場で売れる金額と余りかけ離れていると
なかなか売れない事になります
それでも、売り急いでいる訳ではない
という売主さんの場合、長い間そのままとなっていたりします。
その場合、最終的にはずっと売りに出ているか
値段を下げるか
売るのをやめてしまうか
という事になるのです。
不動産は唯一無二。一つとして同じものはありません
それでも、「高いな」と思う物件でも
それを買いたいという人がいれば
それでも良い訳です。
不動産には、例えばその場所でなければ嫌だ
という人もいますから
少々高くても売れる事もあるでしょう。
だから、絶対に売れない
という事はないのです。
でも、売却価格は不動産会社と相談して
適正な?価格を決める必要があるのです。
何社にも聞いて高いところに任せる
というやり方も確かにあります。
でも、売却を任せて欲しいから、高く提示している
という事もあるのです。
その、きちんとして根拠と納得できるような
説明をしてくれる事が大事だと思います。
唯一無二の不動産です。
余りにも無理条件でなければ
不動産は売れると思うのです。
以前、不動産を教わった時
「売れない不動産は無いよ」
と言われました。
色々あっても、何とかなるのかもしれません・
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