バブル期に頑張って購入したアパート。貸主も物件も年齢を重ねてきました。これからどうする?
若い時に自分で働いたお金で買ったアパート
時代は、バブル真っ盛り。
少しでも余裕がある人は不動産を買いたいと思う
そんな時代でした。
バブルも終わって、既に数十年が経ちました。
当時はぴかぴかだったアパートも
当たり前ですが古くなってきました。
アパートだけでなく所有者の方もそれなりの年齢になりました
そして、これからどうしていこう
と考えるようになりました
年齢と共に自分で管理できなくなったアパート
高齢化の進むアパートと貸主
元気な時は、アパートも元気。
元気な時の貸主は敷地の除草作業も自分で行い
問題があれば、すぐに見に行くことも出来ました。
遠方に住んでいても、車でアパートまで行けばよかったのです。
ところが、高齢になるにつれ周囲から運転免許証の返納を
促されるようになりました。
そして、周囲の勧めに従い免許を返納する事になったのです。
運転もできなくなり、自分の管理しているアパートへも
なかなか行く事が出来なくなったのです。
だからアパートの状況を実際に見る事ができなくなりました。
アパートは誰にも管理されず
気づけば、何となく汚れて傷みが目立つようになったのです。
その結果、築年数も経ち傷みが目立つアパート。
入居者を募集してもなかなか決まらなくなりました。
そうなると、これから先どうしたら良いのか。
を考える必要が出てきたようです。
これから誰が面倒を見るのか。それが問題
まずは、そのアパート、マンションなど
これから誰が面倒を見るのか
という事です。
普通に考えれば貸主さんにお子さんがいれば
そのお子さんが後を継ぐ
と言うのが順当でしょう。
そういう方ももちろんいらっしゃいます
貸主さんが、一度お子さん(と言ってもそれなりの年齢ですが)
を連れて、これからは息子、娘に頼みます
とご挨拶に来られることも良くあります。
ところが、貸主さんがお子さんにアパートの話をすると
「面倒だからいらない」
とか、アパート経営なんてやりたくない
と言われる事も結構あるのです。
ましてや、存続していこうとすれば
維持するために補修工事や修繕が必要になるので
費用も馬鹿にならないので
それもネックになる事も多いのです。
次代に引き継ぐか、手放すのか。
次代の方が引き継ぐことになれば
新しい考え方で、進んでいけます。
リノベーションをしよう、とか
リフォームに工夫をしてみる
など、建物を維持する方法を考え
それによって、下がる一方だった家賃を
少しでも上げられるように考えてみたりします。
でも、そんな費用もない
或いは、かけたくない
という方は、【処分】という事を考え始めます。
その方法の一つとして
建物も古いから解体して土地にしたい
という事もよく聞く事です。
でも、入居者がいれば
その入居者に立ち退いてもらう必要があります。
それは、それで意外に大変な事になります。
そうすると、シンプルに
アパートのまま売却
という方法になります。
今は、投資用物件は人気があります。
そこで、入居者がいるまま
オーナーチェンジとして売却する
というのが、一番貸主にとっては負担がかからないのです。
このような売却も増えています。
また、このオーナーチェンジについては
追ってお話をしていきます。
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