空室の鍵管理、注意しなければ危険です。
空室の鍵の管理
これは結構怖い事があります。
管理会社が社内で保管しているのが、安心ではあります。
でも、仲介会社さんに案内してもらう時などは、
空室のある物件に鍵が置いておく方が便利?ではあります。
その現地に鍵が置いてある。
という状態、実は色々な危険があります。
以前実際にあったのが
空室に人が住んでいるらしい?。
という事でした。
空室なのに人が住んでいる気配がある!
1DKのマンションで長い間空室となっていた部屋でした。
ちょうど、以前の管理会社から当社が管理を引き継ぎました。
鍵は当社が預かり保管していました。
引継ぎ時には、クリーニング済みの部屋と聞いていました。
なので即入居と理解していました。
もちろん、引き継いだ時には室内の確認はしました。
そして、他の仲介会社さんが案内したい、と申し込みがありました。
鍵は来店してもらい直接仲介者に渡しました。
すると、案内にいった仲介会社さんから、
「流しの下にお酒の空き瓶がたくさんあります」
という報告を受けたのです。
以前は無かった筈?とは思ったのですが、
退去時の片づけ忘れ?かもと思いました。
そこで、急ぎゴミとして処理しました。
ところが、その後も案内した仲介会社から、
「流し下に空き瓶やゴミがある。」との報告。
「まさか!」と慌てて部屋を見に行きました。
鍵が置きっぱなし。自由に出入りができてしまった。
確認してみると、確かに流し下収納に、大きな焼酎の空ボトルがたくさんあります。
この前片づけた筈なのに、また置かれています。
更に、何か食べたのではと思うゴミまで入っていました。
改めて、室内を細かく点検してきました。
すると、空室期間に汚れたとは思えないようなお風呂場の汚れも発見。
目立たないようにしているようではありますが、
髪の毛も落ちていました。
どうも夜間に人が出入りしている様子。
それも、酒を飲み寝泊りをしているらしいのです。
前管理会社から管理を引き継いだ時に、
簡単に確認しましたが、隅々までよく確認していなかった。
それはもちろん、こちらの落ち度です。
どこかに受け取った以外に鍵がある!。
と急遽、建物内を探してみました。
すると、PS(パイプスペース)内に鍵が隠してあったのです。
かなりベタな隠し方ではありました。
でもその鍵を使い、夜になると入室し、酒を飲み、お風呂を使い、
寝泊りをしていたらしい。
それは、本当に驚きの事実でした。
鍵はそのままの状態で現地に置きっぱなしにしない。
当然急ぎ鍵を回収、新しい鍵に交換しました。
部屋は再度クリーニングをする事にしました。
調べてみると勝手に寝泊りをしていたのは、
前の管理会社の関係者(以前勤めていた?)と思われました。
そんな経験もあり、今まで以上に現地に鍵をそのまま置いておく。
というやり方をしないよう注意しています。
空室の鍵を現地にそのまま置いておく。
そんな方法は、不動産会社や大家さんは昔よくやっていました。
最近は、そんなやり方をする人は減っています。
それでも、貸主さんなどまだそのやり方をする人もいるようです。
いくら空室だと言っても、簡単に部屋に入れるのは危険です。
知らないうちに人が出入り。
きれいにクリーニングされている部屋を使用する。
トイレやキッチンは使えば汚れます。
新しい入居者が入る前に使われてしまうと、
またクリーニングをする必要が出てきます。
火災の危険もあります。
だからこそ、空室であっても鍵の管理は大事なのです。
関係者でも知人でも鍵を安易に渡さない。
考えたくはありませんが、不動産会社にいた事のある人。
或いは、管理会社の関係者が犯人だった。
という事も考えられます。
鍵を置きっぱなしにしていた、というのはもちろん論外です。
でも、もし合鍵を作って保有していたとしたら。
同じような事が起こっていたかもしれません。
入居中の方が友人に鍵を預ける。
これも、危険です。
もし、合鍵を作られてしまえば、知らない内に部屋に入れます。
カップルが別れた後も、問題になります。
そんな場合は、出来るだけ鍵の交換をした方が良いでしょう。
大家さんも出来るだけ、そのままの状態で鍵を置きっぱなしにしない。
これは、心がけておいた方が良いでしょう。
何か起きてからでは、困るからです。
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