重量物の搬入・持込禁止。どの程度の物を言うのですか?
賃貸借契約書には多くの場合、重量物の持込を禁止している箇所があります。
契約書約款の中の禁止・制限される行為。
その一つにあたります。
先日、契約時にお客様より
「重量物って、どのような事を言うのですか?」
という質問がありました。
確かに、どの程度の事を言うの?
と疑問に思われる方もいるでしょう。
重量物はどの程度の事を言うのでしょうか。
建物によってかなり耐荷重は違います
アパートやマンション、借家の場合でも
重量物の搬入、そなえつけを行ってはならない。
と、同じような文章は記載されています。
では、どのくらいの重さなら駄目なのか。
これについては、もちろん建物の施工や設計などによって
かなりの違いがあり、定義づけるのは難しいのです。
木造の床の場合築年数が古いものや、
施工によっては、重量に耐えられるか心配なものもあります。
ピアノや、大型の金庫など数百キロのものは
通常禁止対象となっているようです。
その重量物を置く場所も、床の根太が少ない場所など
心配になります。
どの建物は大丈夫で、これは心配。
と区別するのは、大変です。
その為、一般的に重量物の搬入・持込禁止。
とうたっているのです。
重い物の置き方にも注意が必要
ただ、実際食器棚や本棚などは
それ以上に重い事があります。
それで、床が抜けてしまったとか、床が傾いた。
という事例はあまり見かけません。
でも、重い物を置いてよい、としてしまうと
何かあった時に困ります。
ましてや、入居者が危険になる事もあるかもしれません。
だから、明らかに重量があるもの。
それは持ち込まない方が安心です。
もし、重いものがあるのであれば
その荷重が分散されると比較的安心ではあります。
1点に重さが集中してしまうと、その重さに耐えられなくなることもあります。
家具の足元に板を敷く。なども予防策としては有効です。
また、重量物がおけるような施工や建物の場合
持込が許可されている事もあります。
それでも、どの程度の重量物を持ち込むのか
予め確認しておくことをお勧めします。
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