土地が空いたから駐車場にでもしよう。それなりの準備も費用もかかります!
不要になった建物を解体し、更地にした。
そんな時、もったいないから駐車場にでもしようか。
と考える方が多いようです。
駐車場として貸したいので、どうしたら良いですか。
そんな相談を良く受けます。
将来その土地をどう活用するか決まるまでの間。
その間少しでも収入を得たい。
そう考えるのはごく普通の事かもしれません。
でも、空き地だからそのまま駐車場にできるという訳ではありません。
固定資産税分は賃料収入が欲しい。
建物を解体し更地にしても土地の固定資産税はかかります。
むしろ建物の無くなった土地の税金は、
建物のある土地より固定資産税は高くなります。
もちろん、建物の固定資産税は無くなりはしますが。
その固定資産税分くらいは駐車場賃料が入ればよい。
と思われるようです。
でも、駐車場として貸すというのであれば、
最低限駐車場として整備されなければなりません。
もちろん、なんの整備もされていない土地に
車を停めても良い、という方が借りてくれればよいかもしれません。
でも、お金をもらって駐車場を貸すのであれば、
たとえ安い賃料だとしても、
車が停めやすいようにしてあげなければなりません。
借りる側は、整備されている駐車場が良いと思う。
駐車場を探す時。
もちろん、その場所も大事ですが
砂利敷きなのか、アスファルト舗装してあるのか。
という事も気にする方はたくさんいます。
自分の車として考えれば、
きれいに整備されている、コンクリートの駐車場に駐車したい。
と思うのは、普通の事だと思います。
ところが駐車場の整備というのは、意外に費用がかかります。
きれいに整地し、車が停められるように
転圧と言って土地を固める作業をする必要があります。
更に、区画がわかるようにロープを張るとか、
砂利を敷くなども一般的に行います。
費用をかける事が可能なら、舗装工事が出来ればベストです。
駐車場にでもしようか、と思った場合駐車場整備費用がかかる事を
覚悟しておく必要があります。
当初費用を少なくすると、それ以降のメンテナンス費用が余分にかかるかも
そして、一度整備して駐車場として貸しに出したとしても
その後もきちんとメンテナンスをしなければなりません。
駐車場だから放っておいても良い訳ではないのです。
特に、当初の整備費用を安くしようとした場合。
砂利の量も少ない。舗装をしていない。
という所は、雑草が生い茂ったり、車が転回する場所が凹んだりします。
水たまりが出来た、とクレームが出る事も良くあります。
また、小さな駐車場であっても、除草作業を行うなど
定期的に行わなければ大変な事になります。
駐車場のメンテナンスは意外に大変なのです。
こまめなメンテナンスが行われていない駐車場は
ジャングルのようになってしまうことすらあります。
そうなってしまうと、かなりの手間と費用がかかってしまいます。
たとえ、数台しかとめられない駐車場だとしても
整備は必ず必要となります。
駐車場は意外に維持管理が大変
ジャングルのようになってしまった駐車場。
特にこの暑い夏はその整備作業は大変な労力です。
更に、作業員も大変です。
もし、自分で整備作業をしようと考えるのであれば
相当の覚悟がいる。
と思ってください。
出来ない場合は、外注しなければなりません。
その場合も数万円かかることを覚悟する必要があります。
夏場の除草作業の他にも
水たまりがひどくならないように、
整地し直したり、砂利を敷き直す。
など数年でやらなければなりません。
空地だから駐車場にしたい。
駐車場なら費用がかからない。
という事は決してないのです。
税金対策の為とか、将来利用するまでの間。
駐車場にでもしておこう。
という場合であっても、どのように整備するか。
きちんと考えておく必要があると思います。
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