高齢者の住宅探し。まだまだハードルは高いようです。

高齢者の住宅探し。

最近特に増えているようです。
80歳を超えて独り暮らしをしなければならない。

そんな時賃貸なら入居できるだろう。
と不動産会社に来られるようです。

高齢者が単身で民間アパートに入居できるか。
残念ながら、まだまだハードルが高いのが現状です。

そんな時、ＵＲ賃貸や都営住宅などであれば
入居できる可能性が高いのです。

貯蓄や、それなりにお金を持っている。
という方の場合であれば、ＵＲ賃貸がおすすめです。

ＵＲ賃貸は一般的に民間アパート、マンションより賃料が高め。
それでも、年齢制限や保証人、更新などもなく
支払能力があると思われる場合。
大抵入居できるようです。

また、最近のＵＲ賃貸は、バリアフリーだったり
エレベーターがある。など高齢者でも住みやすい環境になっています。

ひばりが丘の周辺であれば
昔のひばりが丘団地に作られた
【ひばりヶ丘パークヒルズ】が有名です。
街全体が計画的に作られ、きれいで暮らしやすくなっています。

当社に来られたお客様も
民間アパートに入るには難しかった方でも
無事入居できて喜ばれていました。

先日来られたお客様の場合。

ご自宅があったのですが、売却する事になりました。
引越し先を探すことになりましたが、
かなり悩んでいました。

１．自宅を売却したお金はあります。
　そのお金で分譲マンションを購入する。
　という選択肢。

２．〇賃貸に入居する。

３．都営住宅に入居する。

４．ＵＲ賃貸に入居する。

それらで、夜も眠れないほど悩んでいる。
というのでした。

なぜ、それほど難しいのか。
というと、
１．売却資金は、今後の生活を考えて出来るだけ取っておきたい。
　　そうすると、安いマンションを選ばなければならない。
　　ところが、予算内で購入できそうなマンションは気に入らないのです。
　　遠い、狭い、古い。それは気に入らないのでした。
２．賃貸入居
　　ご年齢的なものや、予算内で希望する広さ、駅近などは
　　正直ありません。
３．都営住宅入居
　　家賃などから考えても、これは現実的です。
　　まして、貯蓄はできても年収自体は今後年金位。
　　都営住宅の場合年収が問題で、貯蓄などは問題視されないというからです。
　　だから、都営住宅の条件はクリアできそうなのです。
４．UR賃貸入居
　　これも、家賃が高いから嫌だ。
　　という事でパス。

結局、最後に残ったのは都営住宅の入居？
でも、都営住宅の場合希望する場所に入居できるのかわからないのです。

そんなお話を延々と聞かされました。
お金が無い、とかどうやって暮らそうか
という悩みと違い、他人からすると
ある種ぜいたくな悩みにも思われます。

でも、購入するにしても、賃貸に入居するにしても
この方の場合、はっきり言って妥協しなければなりません。

売却したご自宅の立退きの時期も近づいているそうです。

どこで、折り合いをつけて頂けるのか
こちらも、悩みが深くなるようです。