賃貸物件の庭の管理。基本は入居者が行います。

賃貸物件で庭のあるお部屋。
皆さんは、庭の管理をどうされていますか？

庭付き物件の場合
その利用の仕方にもよりますが
基本的には入居者が手入れするのが基本である。
と思います。

室内と同じように庭を管理するのは入居者の義務です。

1階で南側のテラスからそのまま庭につながている場合。
　隣室との境は柵やパーティションで仕切られている。
　
そういう形状の場合、まず入居者に善管注意義務があります。
もし、積極的に庭として利用するのでなくても
最低限の手入れをする義務があります。

庭と言えない広さであったとしても
借りている部屋からしか出入りできないスペースであれば
当然入居者が手入れすることになります。

雑草が茂っていたり、ゴミを捨てたり、不要なものをどんどん庭に出す。
そんな状態にしておくことは、もちろん禁止です。

区切られた状態の庭は共用部ではありますが
入居者が専用で使用する場所になります。

たとえ、その場所を利用しない場合であっても
放置しておくことはできません。
その入居者の義務であることを、十分理解する必要があります。

部屋の前の雑草を抜いてほしい。そんな苦情を言う入居者

明らかに隣室との境が区切られ、
貸室内からしか入れない庭。
その庭に雑草が茂っているから何とかしてくれ。

というクレームが出る事があります。

共用部の廊下や、入居者が占有していない通路などであれば
大家さんや管理会社に苦情を言うのはわかります。

雑草が茂れば、困る事も多いでしょう。

でも、外から入れない場所であったり、
入居者しか利用していない庭、テラス先。
これは、当たり前ですが入居者が管理すべき場所になります。

庭に洗濯物を干したり、花を置いたりのように
利用していなかったとしても、
借りている方の責任になります。

庭付き一戸建ても、１階アパートの庭も自分で管理しましょう。

最も庭付きで一般的なものは
一戸建てのケースです。

庭が欲しいから、という希望で借りた方は
比較的きちんとお庭も手入れされています。

でも、貸家を借りたのに全く庭の手入れをしない。
という方もいます。

植木も手入れされず、雑草は伸び放題。
これは、大変問題です。

借りているから、家賃を払っているから
どんな風に住もうと勝手。

こんな考えの方もいるようです。

これは明らかに入居者の善管注意義務違反となります。

庭が面倒、と思う方は初めから庭のある物件を避けた方が良いのです。

庭や専用部分は、室内と同じように
自分で管理する。
それを、ご理解頂きたいと思います。