築年数経過した賃貸物件売却が増えています。理由は貸主の高齢化
この数年、賃貸に出されていた物件の売却依頼が増えています。
分譲マンションの1室から1棟マンション、アパート。
更には貸家まで。
長年お世話になった大家さんからのご依頼です。
数十年にわたるお付き合いの大家さんばかりです。
その理由としては、多いのは貸主さんの高齢化です。
賃貸に出していた連棟式建物の売買契約を締結しました。
今日も昨年末に売却を依頼されていた物件の
売買契約が成立しました。
今日の契約はテラスハウスという
連棟式建物の1室でした。
築年数も40年くらい経過しています。
この頃は、ひばりが丘近隣で多くのテラスハウスが建設され、
販売されていました。
1物件あたり40㎡くらいの3DKくらいでしょうか。
その時代は不動産価格もかなり高いので、
手ごろで、マンションより一軒家感覚の建物に
人気があったのかもしれません。
当時、あれだけ流行していたテラスハウスですが
最近は、あまり見なくなってきたようです。
それは、建て替えや土地の権利関係が問題になるからです。
以前多数建築された連棟式建物の問題点は?
連棟式の建物は、2階建で上下を一室としています。
隣の部屋とは壁で区切られているわけです。
マンションと同じ考え方になりますが、
一つの建物を修繕したり、補修するにも
一室だけでは出来ず、他の部屋の方と共同で
大規模修繕を行う必要があります。
ただ、この時代に建てられた連棟式建物の場合
管理組合や自治会のようなものが無い事が多いのです。
マンションのように、管理費や修繕積立金が無い事も多いようです。
だから、大規模修繕 外壁塗装や防水工事が必要になると、
その費用を一度に出さなければならない。
という事が起こるのです。
土地もマンションと同じで共有で
持ち分がある場合とその一室が建っている部分だけ
持っている場合に分かれます。
そこは、分譲マンションと同じだ。
と考えても大丈夫でしょう。
大きな問題点は管理と修繕かも。
いずれにしても、管理の問題がネックになる事が多いようです。
でも、そこに居住している人たちは自分たちの建物です。
皆さんで話し合いをして、修繕しているようです。
でも、修繕積立金がなければ
一時に多額に費用がかかる可能性があります。
その為、修繕費は自分で用意しておく必要があるでしょう。
こんな連棟式建物は、比較的手に入りやすい金額で
売買される事が多いです。
その為、自分でリフォームして住む人や
賃貸に出す人も多いのです。
リフォームについても、マンションのような規約が
無い事も多いので、自由度は増します。
もし、テラスハウスの購入や賃貸を考える場合。
一棟の建物状況や、部屋のリフォーム状態によって
お得な事もあるので、十分見て頂くことをおすすめします。
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