申込?契約?知っているようで知らない言葉
賃貸物件を借りよう!
いざ手続きを始めようとしたとき。
意外に知らない言葉があったりします。
申込時によく聞く言葉は
入居申込・入居審査・契約・契約日・契約期間など。
不動産会社と話しをすると、当たり前のように使われる言葉です。
何度も部屋を借りたことのある経験者?であれば、
そんな事当たり前でしょ。
と思われるかもしれません。
でも、お客様とお話していると
以外に正確に理解していない方がいるようなのです。
【入居申込】はあくまで申込。契約ではありません。
内見をして気に入った物件がありました。
そこで初めて申込をすることになります。
申込書に申込者の住所・氏名・年齢・収入などを記入。
更に連帯保証人を利用するのであれば
その氏名、年齢、勤務先などを記入します。
ただ、最近は連帯保証人不要で保証会社を利用する事が増えています。
その場合でも、緊急連絡先となる方の記入が必要です。
この【申込】という言葉。
これを【契約】と混同される方がいるようなのです。
単に言葉を間違えているだけかもしれません。
それが、特に悪いわけではありません。
でも、少々わかりにくい事が起こる事もあります。
【契約】完了すればキャンセルはできません。
たとえば、来店したお客様から
「他の物件を契約したのですが、別の物件にする事はできるのでしょうか?」
という質問を受ける事がありました。
「契約されたのですね」
と確認すると、契約しました、と言われます。
もし、本当に【契約】が終わったのであれば、
当然他の物件に変える事はできません。
契約をやめるのであれば、解約をするしかないのですから。
その状況を詳しく聞いてみると
【契約】ではなく、【申込】をしたようなのです。
契約ではないので、申込をキャンセルする事は可能です。
もちろん、申込も大事な事なので
簡単にキャンセルしてよいものではありません。
でも、考えた結果やはり辞めたい。
という事はあるでしょう。
だから、申込であれば取り消せますよ、とお話しました。
申込をしてから入居審査があり、そこから契約となります。
【申込】を【契約】と言われる方は意外に多いようです。
その違いには注意頂きたいと思います。
契約期間は家賃が発生する期間の事
また、よく問題になるのが
契約期間と実際の入居日です。
契約期間 〇年〇月〇日 から2年間借りる。
という条件で契約をすることになります。
この契約期間が申込後1か月以上先、或いは2か月先。
このような条件は、一般的にはあまり無いと思ってください。
良い物件を見つけたから、引越しはまだ先だけれど
申込をして抑えておこう。
だから、契約期間をかなり先にして欲しい。
という方に多い交渉です。
普通、申込後2週間から契約期間になる。
その条件が一般的である、と考えてください。
契約期間という事は、そこから家賃が発生する、という意味です。
もちろん、申込後2週間という目安があっても
多少不動産会社に交渉して、遅めに設定しもらう事もあるかもしれません。
それでも、さすがにあまり先延ばしはできません。
もっと、早くに入居してくれる方があれば
大家さんにとっては、嬉しい事でもあるからです。
引越し自体が、先だから引越し日から家賃を払う。
という訳ではないのです。
契約期間からは借主が借りています。
その期間後に、いつ引っ越すか、それは逆に自由なのです。
気に入った物件だから、先に借りておこう。
という方も、この時期にはよくある事です。
用語をよく理解して気持ちよく物件を探しましょう。
こんな風に、【申込】【契約】の違い。
契約期間は家賃発生日である。
これを理解して、物件探しをして頂きたいと思います。
ただ、物件抑えの為だけに申し込んでおこう。
というのは、正直やめて頂きたいことでもあります。
借主、貸主。
お互いに気持ちよく、喜んで新居に引っ越して頂きたいと思います。
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