東京都では高齢ドライバーへの安全運転支援装置設置に補助が行われます
高齢者が増えてきて、それに伴う高齢ドライバーによる痛ましい事故が何かと話題になっています。
高齢になってきていても、車の運転が必要な方もいます。でも、その為に人身事故が起こるリスクも大きくなります。
東京都では、緊急対策として【高齢者安全運転支援装置設置促進事業】を開始しました。
高齢者によるペダルの踏み間違いや急発進を防止するための安全運転支援装置の設置を東京都でその費用の9割を負担するというものです。
東京都による高齢運転者への補助制度概要は
令和元年7月12日に東京都より発表され、7月31日からこの制度を扱う事業所で受け付け始めました。
制度の概要は次のとおりです。
●都内在住で令和元年度中に70歳以上になる方。
(昭和25年4月1日以前に生まれた方。)
●有効な自動車免許証をもっていること。
●自家用で、これらの装置を設置できる車であること。
●車検証に記載の氏名と運転免許証の氏名が同一
などが、要件となります。
踏み間違え防止装置ってどんなものでしょう。
踏み間違え防止装置は
車の前後にセンサーを取り付け、前方後方 3m以内の壁をセンサーで感知し
シフトレバーの入れ間違いをブザーとランプで警告。
更にアクセルを踏み込んだ時には加速を制御する装置です。
また、後退時のスピードを検知して加速を制御する機能がついているものです。
トヨタなどでは、この装置は通常税抜きで51000円で販売しています。
そのうち9割を東京都負担してもらえるのです。
制度を利用する為に。
東京都の費用負担の上限は10万円までとなっていますが、
通常の取り付け費用などを含めても上限まででおさまりそうです。
購入設置を希望する方は、取り扱い事業所へ相談します。
取り扱い事業所は イエローハット、オートバックス、の他
ダイハツ東京販売、トヨタの各販売店
になります。
どうしても、すぐに運転を辞めることができない方など
身内の方がこのような制度を利用するよう、是非すすめると良いと思います。
この装置が万全では、もちろんありません。
でも、痛ましい事故が増えないよう少しでも手助けになるのではないでしょうか。
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