事故物件ですか?何で賃料が安いの?
数年前に賃貸マンションの一室が募集時に、他の部屋と比べて数万円安くなっている事がありました。
相場と比べて明らかに安いと思われる場合、よくお客様や他の業者から「何かあったのですか」と言われる事があります。
そのマンションの場合も他の部屋もあったのに、一部屋のみが安かったのです。
その安い賃料の部屋で何かあったのか、という事になります。
物件内で【何かあった?】ネットにも掲載されています。
もし、「何かあった」場合、一般的に不動産会社ではその内容をお客様に説明します。
その物件の場合室内で死亡されていた、という説明でした。
募集図面でその内容は普通はっきりと記載しません。
「告知事項あり」などと書いてある事もあります。
結局、そのお部屋も借りてが見つかりました。
普通に賃貸契約が締結されたのです。
ところが、そんな募集図面なりが出ると、いつの間にか【事故物件サイト】と言うものに掲載されてしまうのです。
正直、サイトで本当に事故物件なのかとか、事故と言われる内容について確認しているとは思えません。
そのサイトから問い合わせや内容確認を受けた事は正直ありません。
そのマンションも確かにその事故物件サイトに掲載されていました。
現在、同じマンションの別の部屋を募集しています。
すると、他の業者さんからこのマンションは事故があったのですね。
と質問がありました。
その業者のお客様は、マンション内で事故があった物件は嫌だと言われたそうです。
ところが、
実際は、事故などなかった。逆にこんな風評は大家さんにとっては事故かもしれません。
マンションの一部屋が確かに一時期安くされていたことは事実です。
でも、事故があったとは実際聞いていませんでした。
そこで、今更ですが大家さんに事故について聞いてみました。
それによると、大分話が違うようです。
そのお部屋の中で当時の入居者が病気になり倒れたそうです。
もちろん、そのまま入院して病院で亡くなられました。
そんな内容の場合、普通に事故物件とは言えないと思います。
入居者が病気になる、そして入院。
仕方がないと言えます。
室内で病死され、長い間気づかれなかった、と言うケースなどは説明するべき内容にあたるかもしれません。
嫌な事件が実際にある事もあります。
このお部屋の場合 大家さんは その募集した業者が勝手に家賃を安くしてしまったけれど、特に問題なかった、との事でした。
そんな状況でもあるに関わらず、内容は確認されず事故物件サイトに掲載されています。
このサイト、一度掲載されると正直何年もそのままのようです。
このお部屋もサイトで確認したところ、事故内容は不明 となっています。
最近よくありますが、ネットの情報は正しいものばかりではありません。
当社も大家さんに直接お話を伺って確認してよかったと思います。
正しい情報を提供するよう、気をつける必要がありますね。
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