ひばりが丘という駅名の由来は何でしょうか?
池袋まで17分で行けるのに、近隣と比べても相場が高くないと人気の駅です。
そもそも、なぜひばりヶ丘と言われるようになったのでしょうか。
更に、駅の名前は【ひばりヶ丘】と書きます。
駅周辺の西東京市の地名は【ひばりが丘】【ひばりが丘北】
と書くのです。
駅の場合は【ケ】とカタカナ表記。
地名は【が】とひらがな表記なのです。
ここも、よく間違われるところです。
駅名で ひばりが丘駅 と検索します。
そうすると、北海道の駅名が出てきますよ。
【ひばりが丘団地】団地名がひばりが丘の由来?
ひばりが丘には、南側駅から10分位のところ。
現在の西東京市と東久留米市にまたがる場所に、公団の走りともいえる
団地がありました。
この団地は、戦後昭和30年代に新しいライフスタイルとも言う
DK(ダイニングキッチン)という物を取り入れていました。
椅子に座って食事をするスタイル。
皆のあこがれにもなっていたようです。
その団地名が 【ひばりが丘団地】という名前だったのです。
団地の名称から、逆に【ひばりが丘】という地名や駅名が生まれたと言われています。
じゃあ【ひばりが丘団地】の名前は、どこから来たのでしょうか?
では、そもそも【ひばりが丘団地】と言う名前はどこから来たのでしょうか。
昔、多摩地域はまだまだ人の手の入らない田園地帯でした。
野原が広がっていたこのあたりには、ヒバリがたくさんいたそうです。
明治以降になるとこの地域には竹林が増えてきました。
その竹林にもいい声で鳴くヒバリがいたそうです。
ヒバリの声は美しいそうです。(実際あまり聞いたことは無いのですが)
そこでそのヒバリを捕まえ、鳥かごにいれて、鳴き比べをする
という風流な遊びがあり、大いに楽しんだと言われています。。
今でも、そんな記録が残っていて
当時の鳥籠が、残っているお宅もあるそうです。
美しい声で鳴くヒバリ。その声が人を集めてーー
それから 昭和初期には、その竹林のヒバリの事が
紹介されて「竹の花ひばり」として、都会からの旅行者が増えたそうです。
そんな事から、新しい時代に作られた団地の名称が
【ひばりが丘団地】
と命名されたようです。
西東京市(合併前は保谷市と田無市でした)と東久留米市にまたがる
【ひばりが丘団地】
そこから、以前は【田無町】と言う名前だった池袋線の駅名が
昭和34年に 【ひばりケ丘駅】に変更されました。
現在では、以前のひばりが丘団地は開発創生され、その姿は見られなくなっています。
ちなみに 【すかいらーく】というファミリーレストランのグループ。
その名前は、スカイラークの前身である食品会社が
ひばりが丘団地の中にあったから。
だそうですよ。
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