賃貸物件の禁止条件。それぞれ
賃貸物件の募集条件の中には
禁止とされるものがいくつかあります。
一般的には、ペット、楽器、石油ストーブなどが
あります。
そのほかに、女性限定や単身者限定など。
こんな募集条件は、昔からあります。
その為、禁止条件が多いが故に
ペット可物件、楽器可物件という条件の人気があるのです。
特に 最近はペットを飼いたいと言う方が増えているように思われます。
ペットを飼いたいという需要と比べると、まだ供給は少ないかもしれません。
最近見かける喫煙不可物件
そんな条件の中。
昔は余りなかったと思われるものに
喫煙不可という条件があります。
この条件は、新築物件。
或いは分譲マンションの賃貸時などに多いようです。
分譲マンションで、オーナーが転勤の間だけ賃貸するという場合。
特に喫煙不可は良くあります。
最近は世の中、飲食店も禁煙が主流となってきました。
路上喫煙は当然の事。
わずかな駅前の喫煙場所も、コロナ自粛時には人が集まる事から
閉鎖されています。
そんな世の中で、自分の家ではタバコを吸いたいと思いますよね。
ところが、喫煙不可物件もあるのです。
喫煙者のお部屋は明らかにヤニ汚れがひどい
喫煙する方は、最近は大分少なくなっています。
2020年発表の数字によると
成人男性では 29% 女性では 8.1% となっています。
男性は20代が比較的低いのですが、30代、40代の喫煙率が高くなります。
賃貸を契約される方に(特に喫煙不可をうたっていない物件)
退去時のクロス交換などの兼ね合いから、喫煙されるかどうか、当社では確認するようにしています。
タバコのヤニ汚れはクロスやエアコン内部、換気扇など大変ひどくなる事が多く
その為のクロス交換などは自然損耗と認めないというケースが増えています。
その為、予め喫煙される方には、クロス交換費用などが負担になるかもしれないと
了解を得る為に喫煙の確認をしています。
退去時に立会に行くと、ドアを開けた瞬間にタバコの臭いがするので
良くわかります。
その場合、クロスの変色、天井の汚れ、建具にまでヤニ汚れが認められます。
エアコン内部の汚れもひどいことが多いのです。
喫煙される方には、大変住みにくい世の中だと思います。
でも、喫煙する方としない方が入居していたお部屋は、明らかに違うのです。
喫煙者は入居前に条件を確認してください。
先日も気に入ったお部屋があり
申込をしようという事になりました。
ところが、ヘビースモーカーの入居希望者に対して
そのお部屋は喫煙不可だった。
という事がありました。
残念ながら、申込はできませんでした。
これは、外国籍の方や年齢制限などと違い
差別とは認められないでしょう。
ペットや楽器不可と同じような制限かもしれません。
まして、喫煙者が減少している時代では
仕方がないかもしれません。
何しろ、お部屋の汚れや臭いがひどくなるのです。
臭いは、長い間ですと取れない事もあります。
喫煙者の方は、募集条件のチェックも必要ですね。
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