引越しシーズン。退去時にはご注意を
こんな厳しい時期であっても、引っ越しされる方はあります。
賃貸物件に限っては、極端に移動される方が減少している訳でも
ないようです。
退去すると退去後のお部屋精算についての問題が出てきます。
入居者によって部屋の汚れは本当に違います。
退去した方の中には
本当に短期間(1年位)の方もいれば
かなり長期間入居されていたお客様もいます。
そして、本当にきれいに使用されていた方。
掃除をしていたの?と疑いたくなる方。
本当に様々です。
ただ、入居期間が7年以上たつと、クロスや床、天井などは通常の使用に
よるものについて経年変化や自然損耗については
借主の負担はないとされます。
ただ、落書きや畳や床のひどいへこみ。
クロスのカビ汚れ
これらは、たとえ長期間住んでいたとしても
借主が通常の清掃をしたり管理をしていないため
のものと思われます。
室内の壁が黒く変色(カビ)していたり、ドアを壊したりしていれば
それは、借主が負担すべきものです。
長期間住んでいたのだから、負担するところはない。
とは言えないのです。
20年住んでいても退去時はピカピカ。感謝したい入居者もいますが
20年入居していた方の退去立会の時に
本当にきれいにされていて、経年による傷み以外
気になるとこらが全くなく、感動すらした事もあります。
退去前に1カ月もかけて掃除した
と聞いた時には、本当に頭が下がりました。
そうは言っても、20年利用していた設備などは
もちろん、貸主負担で交換することになりましたが。
逆に1・2年位しか住んでいないのに
「掃除したことがないのだろうか」
という方もいます。
埃と油で汚れたキッチン。
洗われていないバスタブ。
尿石で真っ黒になったトイレ。
などもあります。
それほどひどくなくても
キッチンは油で真っ黒。
室内のクロスはカビで真っ黒。
こんなケースも残念ながら
よく見られます。
借りた部屋はきれいに使用する義務あり!
賃貸物件を借りる
という事は、借主として普通に清掃し
注意して利用する義務があるのです。
家賃を払えば、どう使おうと勝手!
ではないのです。
掃除好きでなくても、磨きあげなくても
普通の掃除はしなくてはなりません。
トイレが真っ黒になったり、キッチンに油がこびりついている
これは、やはり借主にも責任があります。
ましてや、建具に穴をあけたり、落書きが一面にある
これは借主負担が出る事を覚悟してください。
もちろん、昔のようにクロス交換も床交換も
きれい、汚いに関わらず借主が負担する。
そんな事は、現在はありません。
もちろん、入居期間に応じて貸主側も考慮してくれることもあります。
でも、借りている期間は、きれいに気を付けて利用するのは当たり前です。
ご注意頂きたいですね。
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