野鳥の子育てシーズン。鳥の巣の被害が多発?
この季節は野鳥の子育てシーズン
ツバメやカラス、鳩、ムクドリ など様々な鳥が
子育てをしています
3月から5月が最も多いと思われるシーズンですが
まだ、巣立ちを迎えていない鳥もあります。
そんなシーズン、今年も鳥の巣の被害報告がありました。
目立たない空室の雨戸にムクドリの巣
空き家、空き室などでは、正直よくあることです。
実際、空室期間が少々長引いてしまった物件
築年数も経っているので
当然、戸袋付の雨戸があります。
そこに、今年ムクドリが巣を作ってしまいました。
定期的に管理巡回を行ってはいましたが
なかなか気づきにくい場所でもあって、
巣作りをされてしまったようです。
そのムクドリの巣に気づいたのは
恥ずかしながら、ご近所からの連絡だったのです。
通りから一番遠い場所。大変目立たないので
ムクドリにとっては、一番安全で最適な場所だったのでしょう
そこで、誰にも気づかれず順調に子育てをしていたようです。
巣に近づけなくなった親鳥が騒いでいる、と通報が
そんなある日、強い風が吹いたのか
戸袋の入り口についている蓋が閉まってしまいました。
中に入れなくなった親鳥が外で大騒ぎをしたのです。
それで、ご近所からご連絡が入ったのです。
戸袋のフタを開けてあげて欲しい!
ですが、こちらも来店客やアポイントなどが入っていて
すぐに行くことは出来ませんでした。
ご近所の方は気が気でなかったようで
外から梯子をかけて雨戸のフタを開けてあげてもよいか
と言われます。
泥棒などと思われるといけないので、
許可してください。
と大変ご親切なご連絡なのです。
もちろん、こちらとしても
すぐに対応ができないので、大変ありがたいお話でした。
申し訳ないのですが、そのご厚意に甘えさせて頂きました。
巣立った後の巣は撤去し消毒作業が必要です。
後日、その場所に行ってみたところ
既にムクドリたちは、いなくなっていました。
そこで、巣を撤去し消毒作業を行ったのです
この鳥の巣は何といっても、ダニなどが大量に発生し
人に害を与える事が、一番困るのです
だから、きれいに撤去し消毒作業を行い
戸袋の入り口をテープなどでふさぐ必要があります。
この空室の場合は、あり得る事ではありますが
入居中のお部屋であっても、安心はできないのです。
入居中でも閉めっぱなしの雨戸は要注意
つい先日も、入居者からダニか何かが部屋にいるらしく
かゆくてしょうがない。何とかしてくれ
と言う連絡がありました。
もう何年か住んでいる人なので、おかしいな、と思いました。
「雨戸は開けていますか?」
と聞いたところ、1カ所は閉めっぱなしだと言うのです。
「雨戸の中に鳥が巣を作っている様子はありますか?」
すると、案の定戸袋の中で鳥の鳴き声がしているとの回答。
ヒナがかえれば、いなくなるだろう
と思って放っておいたそうです。
ダニの原因は、おそらくその鳥の巣だろうと思いました。
でも、ヒナもいるようなのですぐに手出しは出来ません。
とりあえず室内は害虫対策用の薬剤を使用してもらう事にしました
そして、鳥がいなくなったと報告が来たので
早速鳥の巣の撤去と消毒作業を行ったのです。
借主も管理義務を怠らないことが重要
入居中に、このような事があったとしても
ハッキリ言って、貸主に責任はありません。
入居者は、借りている以上
自分できちんとお部屋を管理する義務があります。
部屋を閉めっぱなしにせず
休日や、せめて朝晩でも風を通し換気をする。
室内も使用している設備も
維持・管理するため清掃を行う。
これらは、借主の善管注意義務になります。
戸袋などに鳥の巣を作られないよう
きちんとした管理も必要ですね。
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