不動産は世の中に同じものが一つとしてない

不動産に携わるようになって、かなり長く（？）なってきました。

それでも、不動産は未だに面白いと思えるのです。

不動産業界に入った時、尊敬する上司から
　「不動産は一つとして同じものはない」
　「色々な事に出会うし、いつも新しい事がある」
そんな事を聞いたものです。確かに、その通りなのです。

不動産というのは、土地や建物そのものだけでなく
存在している場所、地域・全てが不動産の一部と言えます

だからこそ、一つとして同じものは無いのです。

不動産業界に入った時
まず、色々な物件を見ていく事から始まりました。

見ていくのは、物件そのものだけではありません。
その不動産のある地域、場所、環境
交通、駅周りなども併せて確認をしていきます。

不動産とは文字通り、動かすことのできないもの。
土地やそこに定着するもの（建物など）の事です。

ただ、建物などは長い間には建替えや解体などで
無くなる事もあります。
土地についても、もちろん形や大きさが変わる事もあります。
ただ基本的にその場所、その地域は変わりません。

もちろん、世の中の流れから
その一帯が開発されたり、交通網が新しく出来るなど
変化していく事も当然あります。

そんな時はその変化も把握していく事が
不動産業者であれば必要な事なのです。

不動産を探す方にとって
地域の特性というのはとても大事です。

親の代から住んでいるとか、子供の時から住んでいた
という場所は良く知っている場所です。

その地域にはなじみがあります。
大抵は馴染みのある場所は住みやすいと思っています。
可能であれば、その地域で暮らしたいとも思ったりします。

逆に、その地域を良く知っているから
余り好きではな場所ではない。
というケースもあるかもしれません。

住むところを探す時には、結構馴染みのある場所
路線、地域で探したい、という事が多いようです。

もちろん馴染みのある場所に住みたいけれど、
金銭的に無理だったり、通勤通学が出来ない
とあきらめる事もあるかもしれません。

それでも、お客様とお話をしてみると
このあたりに友達が住んでいて、良く来たことがある

とか、祖父母が住んでいたから、知っている。
そんな事をよく聞くのです。

全く知らない地域でない。
という事が家探しのハードルを下げるようです。

生きていく上で
【衣食住】というのは、かかせない物です。
その中でも、最も高額なのが【住・住まい】

賃貸であっても、移動するのは費用がかかります。

まして、購入となると簡単に決められません。
一生そこに住む可能性もあるからです。

35年ローンを組んで手に入れる大事な住まいです。

家そのものだけでなく、
その環境・地域の特性
それらをちゃんと説明してくれるのが
不動産会社でもあります。

【不動産】というものをちゃんと理解している事
それが、大事だと思うのです。

是非、納得した不動産選びをして頂きたいと思います。