大家さん退去後の募集はどうしますか?
退去も増える時期です。
その為、退去時立会が毎日のように続きます
退去した後のお部屋をどうするのか。
今後の募集を考える上でかなり重要な問題です。
退去時の補修は費用を出来るだけかけたくない
退去後のお部屋
大家さんにとって、一番助かるのは当然
【ハウスクリーニング】だけで済む場合です。
最近は借主からクリーニング代を預かる事も多いです。
その預かり金だけで済んでしまえば
それに越したことはありません。
最近の賃貸業はなかなか厳しい時代です。
競争も厳しく、初期費用を安くしなければならない事も多く
大家さんにとっては身を削る思いになる事も多いのです。
それでも、空室のままにしては置けない。
何とかして入居者に入ってもらおう。
と色々工夫するようになってきました。
そんな時代なのですが
中には、昔のままの方法をかたくなに続けようとする大家さんもいます。
どうせ直すなら入居者にアピールするようリフォームしたい
築年数が経過すれば
設備や壁、床は当然ですが
建具なども全般的に古くなります。
どうせ直すのなら
入居者にアピールできるようにしたい。
と、見栄え良くリフォームする事も増えました。
床も板の感じだけでなく
ちょっと、おしゃれに見える物を選びます
クロスも、床と併せた色調にしたり
アクセントクロスで明るくおしゃれな感じにします。
かなり傷んだお部屋を直すのであれば
2DKの間取りを人気の1LDKに変更したりと工夫
古い木の建具であれば、費用をかけない場合は
ペンキで白く塗ったり、と色々考えます。
クロスなどは、それ程金額が変わらなくても
色合いや柄だけでもかなり印象が変わるからです。
インタフォンが壊れたなら
テレビモニタ付インタフォンに交換
など、アピールポイントも考えます。
費用のかけ方も色々ですが
多額の費用をかけなくても
入居者にアピールするように
考える時代になりました。
費用は出来る限り抑え最低限現状回復のみで済ませたい
そんな時代になりましたが
昔ながらの大家さんの中には
なかなかそこまで踏み切れない方もいます。
クロスも少々黄ばんできた位であれば
そのまま張り替えなく手も良い
或いは、傷みが目立つようになったら
最低限同じような白いクロスを張り替えます。
フローリングも昔の木のタイプですと
日焼けなどで木材がカスカスになってきます。
あまりひどくなければ、そのままワックスを塗れば大丈夫
と言われます。
板が浮いてきたりすれば、クッションフロアなどを
上にはる事になります。
古い洗面台も使えるのであれば
そのままですが、湿気などで洗面台の内部が
傷めば、板の貼替や補修は行います。
もちろん、きちんと住める状態に
補修、修繕は行う訳ですから
問題が無いと言えば無いのです。
家主の義務は果たしています。
費用をかけても、もうからない。確かにそうかもしれませんが
そんな大家さんは
「そんなにお金をかけたら、収益が出ない」
と言います。もちろんその通り。
大家さんだって、賃貸業を行っているのです。
費用と収益を考えれば
無用にお金をかけたくないのは当たり前でしょう。
多額の費用をかけても
その元が取れるまでには、何年もかかるでしょう。
ましてや、昔のように礼金を取る事は難しい時代。
大家さんにとっては厳しい時代です。
それでも、空室期間が長く続いてしまうのなら
その空室期間に入るべき賃料でリフォームが出来たかもしれません。
入居者にアピールするポイントが増えれば
どんどん、賃料を下げていかなくても良いかもしれません。
空室が増え、空室期間が長引くようなら少し考えてみてはどうでしょうか
出来るだけ、直さないで貸したい
それでも、すぐ入居してもらえれば
それに越したことはありません。
でも、なかなか入居者が決まらない場合。
少し費用はかかるかもしれませんが
入居者にアピールするように直してみる。
それも良いのではないでしょうか。
なかなか入居者が決まらなくて苦労する物件の場合
「そんなにリフォームしなくても良い」
と言われてしまうと、募集する側としては
辛いものがあります。
今は部屋を探す方はネットの写真を良く見ます。
だからネットで見栄えのする物件と比べると苦戦してしまうのは
仕方がないかもしれません。
しまいには、家賃を下げざるを得なくなるのでは、余り良い事とは思えません。
空室期間が長くなり、空室が増えてしまった。
そんな時は、何か方法は無いかと考えてみては如何でしょうか。
費用もかけ方次第。
建具に見栄えの良いシートを張る。
クロスもアクセントを一部に使う。
それだけでも結構違うものですよ。
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