入居申込後突然のキャンセル?
先日契約間近の物件が契約直前にキャンセルとなりました。
言い方は悪いですが、いわゆるドタキャンと呼ばれるもの。
不動産に関わらず、どんな契約事でも
契約が終わるまで、どうなるかはわかりません。
不動産の場合賃貸でも、売買でも手続きは同じ。
申込を受け取り、貸主や売買であれば売主に報告・連絡。
OKであれば契約の準備をする事になります。
その流れは、金額の多寡にかかわらず同じです。
それが、突然一方的にキャンセルされる。
という事があります。
これは、いくら経験を積んでも嫌な思いをするものです。
賃貸申込後キャンセルは可能。でもそのキャンセル理由は何ですか?
もちろん、契約前であればキャンセルはできます。
直前まで色々考え、やはり契約できない。
とか心配になってしまった。
よく考えたら問題が出てきた。親族に反対された。
など事情は様々です。
それは、仕方ないと思うことも勿論あります。
一旦契約してしまえば、
後でキャンセルはできないので
解約という事になります。
だから、契約前キャンセルになるのです。
契約というものは当然相手もあります。
そして、申込を受け取った方は、契約に向けて準備を始めます。
他の方からのお話はお断りをする事になります。
キャンセル自体は、可能です。
そんな事なら、なぜ申込をしたのか。
と思わされる事があるのが問題なのです。
物件を押さえておきたいからとりあえず申込!その前によく考えて!
賃貸の場合など特に多いのですが
気になるから、とりあえず押さえておきたい。
と考える場合です。
申込をしておいて、他の人に取られないようにしよう。
押さえておいてから、ゆっくりと
他の物件を探しに行こう。
押さえておきたい気持ちはわかります。
でも、それはたくさん迷惑をかける事になるのです。
そんな場合、契約日をいつにするか聞いてもなかなか返事をしない。
とか、契約日前になったら突然連絡が取れなくなる。
ひどい場合には、連絡もなく契約当日に来社しない。
という事すらありました。
余りにも自分勝手と言わざるを得ません。
お届けの電話番号に連絡してもつながりません。
ようやく繋がったと思ったら
「キャンセルしたんですけど」なんて悪びれずに言われたりします。
こちらとしては、
同じ契約者である貸主や売主にお詫びをする。
それしか出来ません。
契約前は様々な準備があります。身勝手なキャンセルは止めて欲しい
契約予定になれば
普通他のお客様はお断りする事になります。
物件も和室があれば畳を交換しているかもしれません。
急いでいる、と言われれば
鍵の交換の手配もしているでしょう。
また、申込を受領。
そうすると契約書や、保険契約書の作成
保証会社への連絡などなど。
様々な準備をしています。
それらを全てキャンセルする事になります。
もっと言えば、他に契約したかったお客様が
いたのかもしれません。
断られたので、仕方なく他の物件を探したのかもしれません。
押さえておいただけだから。
というのは余りにも無責任なのです。
お客様から「とりあえず押さえて欲しい」
と言われる事は実際にあります。
他の物件をこれから見に行くけれど、
無くなるのが心配だから押さえておいて。
と言われます。
考え方によっては、このように正直に言って頂く方は
逆にありがたいのです。
こちらもただ「押さえる」という事が出来ない事を
きちんとご説明できるからです。
他の物件を見てから、決めて下さい。
とお伝えできるからです。
キャンセルは仕方が無いけれど早急な連絡は必要です。無視は駄目です
申込のキャンセル。
これは、可能です。
キャンセル料を取られる。という事も基本的にはありません。
仲介会社によっては申込時に申込金を預かっているところもあるようです。
その場合であっても、契約していなければ
返金されるでしょう。
ただ、いくつもの物件に申込をする。
とか、仲介会社から「とにかく申込だけしておきましょう」
という事は、好ましくありません。
というより、やめて頂きたい。
というのが正直なところです。
また、止むをえない理由でキャンセルする。
仕方ない事もあります。
その場合、出来るだけ早く先方に連絡してください。
言いにくいから、と後回しにされると
相手側の迷惑が大きくなるかもしれないからです。
出来れば、正直に理由を説明してもらえると
助かります。
仲介会社も納得できる理由であれば
それほど印象が悪くならないでしょう。
まずは、申込をするときには
きちんと考えてからにしましょう。
そして、単に押さえようというやり方は
好ましくありません。
貸主や、売主など相手がある事も
ご理解頂きたいと思うのです。
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