ルームシェアをしたい。でも物件が見つからない。
賃貸物件で2DKなどを募集した時
「ルームシェアは可能ですか?」
というお問い合わせを頂く事があります。
当社の管理物件の場合もありますが、
流通物件でルームシェア可能な物件があるかどうか。
という場合もあります。
実際ルームシェアが可能な物件は
かなり少ないのが現実なのです。
友人同士で一緒に住むルームシェアは断られる。なぜ?
ルームシェア、という言葉のイメージから考えると
男×男、 女×女
という同性同士が多いように思います。
男性と女性の場合、ルームシェアというより
同棲カップル・のケースが殆どです。
この場合、同棲するための部屋を探しています。
と言われます。
最近は結婚予定は無くても、一緒に住む事が
当たり前のようになってきています。
カップルの同居の場合、入居を断られる事は
少なくなってきました。
友人同士、知人同士で一緒に住む【ルームシェア】
このケースが一般的には貸主側に断られる事が多いのです。
安い家賃で設備も充実した物件に住めるルームシェア
なぜ、ルームシェアが駄目なのか?
と希望される方は不思議に思うと思います。
ルームシェアをすれば、独りずつの家賃は大幅に減少。
例えば家賃10万円以上の2LDKなどでも
一人の負担は5万円で済みます。
5万円の家賃の場合通常ワンルームしか借りられないかもしれません。
それが、同じ金額で例えばリビングルームもあったり
広いお風呂やキッチンもあるかもしれません。
それに、仲の良い友達と一緒に暮らせるので
寂しくない。
と、思うのかもしれませんね。
もし、友達も住む部屋を探しているのなら
「一緒に住もうよ!」
と簡単に思うのかもしれませんね。
その気持ちは十分理解できます。
そして、実際に部屋を探し始めてみると
難しい事に気づくのです。
ルームシェアが断られる原因。短期間での解約も一つの理由
実は、ルームシェアが可能である。
という物件は、本当に少なく、わずか数パーセントともいえます。
2DKや3DKなどの物件は、いわゆるファミリータイプ。
と呼ばれ、元々家族で住む事を想定しています。
家族の場合であれば、どのような生活をしていくのか。
など概ね想像できます。
そして、ある程度の期間住むであろう。と思います。
ところが、ルームシェアの場合。
もしかしたら、友人たちのたまり場になるかもしれません。
独身者だけなので、生活時間も色々で他の部屋のファミリーと
合わない可能性もあるかもしれません。
このようなトラブルの可能性は、貸主側が嫌がる原因の一つです。
さらに、貸主側が最も心配する原因は
すぐに退去してしまう可能性があるから。
という事があります。
シェアする側にも他人と一緒に暮らすリスクがあります。
仲良しの友達だから一緒に住みたい。
費用が安くなるから、生活を一緒にしよう。
と夢見て生活を始めたとします。
でも、一緒に住むという事は結構なリスクがあるのです。
別々に暮らしていた友人同士が一緒に住み始める。
生活のリズムが異なる同士が暮らすとぶつかる事もあるでしょう。
掃除や食事なども、負担の多い方が不満になるかもしれません。
もっと大きな問題は金銭面です。
きちんと、お金に関するルールを決めていないと
とんでもないトラブルになる可能性があります。
生活レベルがあまり違う場合もトラブルになるでしょう。
共有スペースとする所でも
私物と共有物をきちんとわけることも大事でしょう。
他人が一緒に住む。
という事は、目に見えないストレスも生まれます。
友人同士だけではなく、夫婦になったとしても
他人が一緒に生活する。
という事は、お互いの気遣いや我慢も必要になるのです。
貸主はルームシェアのリスクを避けたいと思います。
他人と一緒に暮らす事が上手くいかなくなった場合。
ルームシェアの場合であれば
簡単にシェアを解消できます。
友人関係が壊れて、別に暮らすことになる。
大抵の場合二人や三人で払っていた家賃を
一人で払うのは、難しいでしょう。
結局結構短い期間で賃貸物件を解約する。
という事態になりがちです。
また、解約の場合も退去後の片付けや
原状回復代を誰が払うのか。
なども問題となるかもしれません。
もちろん、ルームシェアをする人が全て
問題を起こすわけではありません。
でも、リスクが多いと思えるのです。
このようなリスクを考えると
貸主側はルームシェアを好ましくない。
と考えるのです。
ルームシェアが出来る物件に出会えたとしても
一緒に住むうえでのルールはきちんと決めておくことが良いでしょう。
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