移住先で人気。館山の物件を売買。
最近、千葉県館山市の物件の売買を行いました。
館山市は最近移住先として人気がある。
という事はよく耳にします。
今回の売買も、館山に住みたい、というお客様の要望によるものでした。
田舎暮らしにあこがれ、長年探していました。
今回館山の物件を買われたお客様は
元々何かと当社とお取引をしている方。
田舎暮らしにあこがれていて
今までも何度も離島であったり、
地方の少々過疎の進んだ物件を買いたい。
というお話があった方でした。
土地が広く、できれば畑仕事ができるところ。
多少の手直しをすれば、そのまま住める家があるところ。
など、田舎暮らしのサイトを探したり、様々な地方の物件を
常に見ていました。
そして、気に入った物件があると
いつも、「この物件を買いたい。調べて欲しい」
と熱心に当社に問い合わせをされていました。
金額は、手持ちの現金で購入できる範囲。
だから、不動産としてはそれほど高額ではありません。
畑のついている物件。
海の見える物件。
広い土地と大きな家がある。
そして、もちろんお得感があること。
本当に何度も、何度もお問い合わせをいただいていたのです。
「これは安い」そんな物件にはそれなりの理由があります。
お問い合わせを頂いてから
毎回その物件の場所を調べ、あるかないかを調べました。
物件はいつもかなり遠方なので
実際にこちらが行ってみることも出来ません。
でも、場所をお伝えすると、お客様は必ず見に行かれました。
車で行っても、高速に乗り何時間もかかる場所ばかりです。
その熱意とフットワークの良さにはいつも感心していました。
その結果、写真で見たり、グーグルで調べたものとは
実際に随分違っていたようです。
そのままの状態で使えなくても
リフォームしたり、設備を新しくすれば住めるのであれば
良かったのです。
ところが、かなりボロボロ、というものが殆ど。
屋根がくずれたり、構造的に問題がある。
そんな物件ばかりだったようです。
もちろん、価格的には安いのですから
「それなり」と言えるのかもしれません。
私も正直「価格が安い、という事は何かあるのですよ」
とお話ししていたのですが、
お客様の熱は一向にさめなかったのです。
ネットで見つけた格安物件。調べてみると問題あり
そして、今回希望していた館山で
物件をネットで見つけてこられたのです。
確かに、駅からもそれほど遠くありません。
海もそこそこ近い。
大型商業施設も歩いていける距離に結構ありました。
土地も広く、建物の状態もそこそこ。
それだけで見ると
「なぜ、こんなに安いの?」
と思いました。
訳もなく安い物件などはありません。
まして、売主はきちんとした業者です。
お客様は、今回も早速現地へ行ってみました。
今回の物件は、土地も広く建物の状態も
それほど悪くない。水回りなど設備を直せば使える!
と張り切って連絡をくれました。
そこで、改めて物件について詳しい資料を取り寄せてみました。
安い原因がわかりました。
土地に問題があったのです。
問題は何とかなりそう。それでも買いたい
土地というのは、法律で道路に2m以上接していなければならない。
それが基本です。
ところが、その土地は道路との間に
見た目ではその土地の続きのように見える土地があったのです。
いわゆる敷地延長と呼ばれるような旗竿状の土地に見えます。
でも、その道路までの土地が他人の土地だった。
というものでした。
プロとしては、そのような物件はお勧めしたくありません。
その為、いったんは止めるようにお話しし
納得された、筈でした。
でも、結局家族で話し合われこの金額なら、それでも良い。
という事になったのです。
もちろん、こちらでも調べましたが、問題は何とかなりそうなレベルでした。
役所で調べても建替えなどは、できそうだ、という結果。
それでは、買おう、という事になったのです。
購入が本格的に決まり
私も遠方ではありますが
物件の調査に実際に現地に行くことになりました。
館山まではるばる物件の確認と調査に行きました。
館山までは、
首都高速からアクアラインにのり
更に木更津から館山まで高速にのる。
片道で3時間くらいかかったでしょうか。
朝一番に出発し、昼近くに到着。
市役所や法務局、水道局等々の調査。
それから、現地を確認。
お客様の希望しているような海辺の土地。
ではありませんし、そこそこ市街地に近い場所でした。
下水道もなく浄化槽ですし、都市ガスもひかれていません。
それは、当然です。
でも、海も近く近隣はやはりきれいな場所でした。
実際に生活するのに不便はなさそうでしたし
趣味の魚釣りにも歩いて行けそう。
という事で無事売買契約決定となったのです。
難点があるのでローンは利用できませんが
現金で購入されるので問題がなかったのです。
直ぐに契約、引渡となりました。
これから、しばらく修繕したら
住みやすい家ができるかもしれません。
そうしたら、遊びに行かせてもらおうかな、
なんて思っています。
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