日焼けによるフローリング劣化
フローリングの日焼けによる傷み。
これは、どうにも避けられない問題です。
フローリング(木製)は、陽当たりのよい物件であればあるほど
表面がカサカサになってしまうものです。
今回も退去立ち合いに行ったお部屋で、
かなり劣化の進んだフローリングがありました。
これは、修理するしかない。
という事で、貼替を行う事になりました。
2階陽当たり良好の人気のお部屋。余計に傷んだフローリング
そのお部屋は、2階にあり少々広めの1Kアパートでした。
南に面したベランダからは、明るい陽射しが差し込みます。
そのベランダには、屋根がついています。
陽当たりのよいベランダで洗濯物も少々の雨なら大丈夫。
それが、以前の入居者には大変気に入っていただいていました。
ただ、その陽当たりの良さゆえ。
ベランダ側のフローリングは日焼けで、
カサカサに毛羽だってしまいました。
女性がストッキングで歩けば、
破けてしまうかも?と心配になるほどでした。
長期間お借り頂き、それなりにクロスや流しの水栓。
傷んできていました。
それでも、吹き抜けのおしゃれな天井や、広いキッチン。
3点ユニットバスではありますが
バスルームはゆったりしているので
大変暮らしやすいから、
好きなお部屋だ、と言われていました。
でも、家庭の事情で退去することになったのです。
退去時経年による室内の傷みが数々。
退去時立ち合いに行き、室内を確認しました。
入居者は、特に問題なくご利用いただいていたようです。
それでも、長年ご入居頂いていたので
流しの水栓も傷みが見られ
換気扇もかなり劣化していました。
クロスは、水回り近くが、湿気で剥がれかかっています。
居室部のクロスも経年によるもので変色していました。
そして、特に目立ったのがベランダ前のフローリング。
そんな状態だったのです。
入居者は、きちんと掃除し管理義務を果たしていた。
と思いました。
そして、住みやすいお部屋でした。
という言葉で退去されました。
価格高騰が止まらない床材の検討をする。
それから、退去のリフォーム工事となりました。
フローリング修繕は必須。
ただ、最近の建築材料事情はひどいもの。
コロナ禍から始まったウッドショック。
木材不足と木材の高騰。
木材だけではなく、あらゆる建築資材も高騰しています。
エアコン、給湯器などの設備もしかりです。
そんなことから、賃貸物件の床材も最近は大分変りました。
フローリング・クッションフロア・フロアタイル。
などその材料の特性や価格で使い分けされます。
木材のフローリングは、かなりの高額になります。
クッションフロアというビニール素材を利用したものが
床材の中では安価になるでしょう。
更には、最近かなり利用されているフロアタイル。
これは費用的には、フローリングより安くクッションフロアより高い。
という事でしょうか。
クッションフロアのような柔らかさはありませんが、
その分、物をおくと凹むとか破れるということは少ないようです。
また、カラーバリエーションも豊富で
最近のように、お部屋をおしゃれにリノベする。
という事には向いているようです。
リフォームする際には、
この費用とカラーイメージなどから
床材を決めることになります。
結局クッションフロアを利用しリフォームが完了
本当に最近の建材価格の高騰は大変なものです。
5月に値上げ、そして6月には更に10%の値上げ。
何ていう事も聞いています。
それでも、築年数の経過したものほど
きれいにリフォームしなければならない、という事情。
そこで、今回もクロス、床は全て張り替えることになりました。
吹き抜けの天井や広めの洋室。
大きなキッチンなど。
元々は女性にも人気のあるお部屋です。
床材は、色々考えた結果
クッションフロアとなりました。
でも、傷めば価格的にも交換しやすい床材です。
見違えるほどお部屋はきれいになりました。
ぜひ、お部屋をきれいに使っていただける入居者に
入っていただければ、と思います。
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