賃貸経営のあれこれ。大家さんには悩みがいっぱい

賃貸経営のあれこれ。

ここ数年続いている収益物件人気。
相変わらず続いているようです。

バブル期ほどではありませんが、
将来のことを考えて不動産経営をしたい、
と考える方が多いのかもしれません。

そう考えて賃貸物件を所有している方は
それなりに収益の事も初めから考えています。

事業である、と割り切っているので
利益の出ない賃貸物件は不要でもあります。

でも、賃貸物件を所有している方は
最近投資用として購入した方ばかりではありません。

昔から賃貸物件を所有していた方もたくさんいます。

そんな方たちの賃貸経営には悩みが色々とあるのです。

当然昔も賃貸物件を投資用として購入していた方はいます。
また、地主さんなどある程度資産がある方が、
アパートを自分で建てたり購入していた方も多くいました。

その昔から収益物件を所有していた方たちには、
今の時代、様々な悩みがあるのです。

まず、所有している賃貸物件の老朽化です。

不動産バブルの頃に賃貸物件を所有した方は
今でも、かなりの数います。

そして、建物だけではなく、所有者の高齢化も進みます。

老朽化した建物は維持管理にも多額の費用がかかります。
更に、高齢になった所有者。
建物や設備の老朽化、維持管理などの対処も年々大変になります。

一体この先どうしたらよいのだろうか。
と考えるようになります。

当社も古くからお付き合いのある大家さんが何人もいます。

所有している大家さんたちも
金銭的に余裕のある方ばかりではありません。

中には、度々古くなった設備を交換する費用がない。
という大家さんすらいたほどです。
エアコンが壊れても簡単に買い換えられないのです。

それ程でなくても、古くなった共同住宅。
賃料も下がってきているでしょう。
それなのに、多額の維持管理費、修繕費をかけられない。
もったいない。
それでは、利益すらあがらない。

と思われる大家さんも多いのです。
先日も大家さんがいらして
「ちっとも利益が出ない。税金ばかりかかる。」
とこぼされていました。

充実した設備やおしゃれな建物の新築アパートが増えている最近。
それらと、同じ土俵で戦うのは正直大変です。

高齢の大家さんは、跡を継いでくれるご家族があれば
何とかなるかもしれません。

でも、実際には相続になると、ご家族からは
「賃貸の面倒なことはやりたくない。もうからない。」
という声も聞かれます。

もちろん、親から受け継いだアパートだから維持していこう。
と思う方もいます。

それでも手放したい、と思う方が増えているようです。

そんな方は収益物件を売却に出します。
そして、収益物件を入手したい、と考える方にわたるのです。

当社でも、最近そのような売り、買いの事例が増えています。

新しい大家さんになることによって
賃貸物件が良くなる事も増えています。
入居者にとって不利益にならず、
大家さんにとっても心配事が無くなる。
結果として、それが一番かもしれません。