長期間空室だった賃貸物件。トラブルに要注意
賃貸で長期間空室となっていたお部屋。
ようやく入居者が決まった、と思ったのもつかの間
様々なトラブルが続出。
そんな事があるのをご存じですか?
人が住んでいない部屋は思いのほか傷んでしまう。
賃貸物件のお部屋が退去。
退去後は室内クリーニングも行い、原状回復の工事も行いました。
その状態であれば、すぐに入居も可能な筈です。
ところが、金額が原因なのか、室内設備が原因なのか。
とにかく、なかなか入居者が決まらない。
そして、空室期間は長期化してしまいました。
人の住んでいない部屋というのは、
傷んでしまう事があります。
換気問題・水回りなど問題は山積み
・換気の問題
人の住んでいない部屋は十分に換気されません。
梅雨時や夏の時期などにはカビが発生してしまうかもしれません。
・排水口から虫が大量に発生する。
使用していない排水菅はが乾燥してしまいます。
本来排水溝の中には下水の臭いを防ぐ為に、水が溜まっています。
それが、乾燥してしまうと下水から虫があがってきてしまいます。
コバエですが、ひどい時には大量に発生し床一面に虫が転がっている。
という事もよくあるケースです。
・空室中の埃
これも長い間埃の積もった状態になると、これもカビの発生原因となります。
カビが長期間放置されていると、
こびりついてしまい、落ちにくくなってしまうのです。
・水栓のパッキン劣化
水栓にはゴム製のパッキンなどがあります。
それが、使用していない期間に乾いて、固着(固まってしまう)
してしまい、蛇口が回らなくなったり、水漏れがしてしまう。
ちゃんと修繕しておいた筈。でもクレームが止まらない
これだけとは限りませんが、何かとトラブルが発生しがちなのです。
退去してすぐ次の人が入れば、特に問題がなかったであろう部屋。
それが、時間が経つにつれ
臭いの問題や、水漏れの問題など
気が付かないうちに起きてしまうのです。
特に水回りは要注意です。
ようやく入居者が決まった。
と思ったのに、次の人が入居したとたん、
水が漏れている、臭いがする、などのクレーム。
もちろん退去時には、修繕も終わりきれいにクリーニングもしていました。
「そんな筈はない」
と貸主は思います。
入居者側からすれば、
「修理していない部屋を貸した!」
と言う事になるのです。
こんな問題は残念ながら結構よくある事なのです。
長期間空室は避ける為には費用と工夫が必要です。
特に、まだ設備を交換するまでもない、
と思っていた筈が、時間と共にその劣化が著しくなる。
結局、次の入居者が入る時に
設備を交換しなくてはならなくなります。
もちろん、長期間の空室を作らない為の
努力も必要です。
リフォームに出来るだけ費用をかけたくない。
そう思っていたのですが
結果的に入居者が決まらなくなる。
そして長期間賃料が入らない。
もしかしたら、リフォーム費用をかけていた方が
早く次の入居者が決まって
結果的に良かった、という事もあります。
出来るだけ長期空室を避けるべく工夫も必要です。
そして、もし長期空室となっていたら
新しい入居者が入る前には
室内の状況をチェックしておく方がよいようです。
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