タバコのヤニ汚れ。賃貸住宅での問題点
タバコのヤニ問題。最近は煙草を吸われる方が段々少なくなってきていますね。
賃貸物件の場合、喫煙者のいたお部屋では、たばこのヤニによるクロスや室内の変色が問題となります。
ところが、先日退去したお部屋を確認に行ったところ、久しぶりにかなりのヤニ汚れに遭遇しました。
クロス交換代金は借主負担になる?
キッチン別になったワンルームのお部屋。
入居期間は2年。更新契約前の退去となりました。
タバコのヤニは2年間ではありますが、かなりひどいものでした。
タバコを吸われる方のお部屋は数か月でもかなりクロスの変色が目立ちます。
クロスは、通常でも住んでいる内には経年による変色が見られます。
一般的にクロスなどは6年で償却すると考えられ、6年以上入居されている場合故意・過失による破損・汚損をのぞき借主の負担割合はないと考えられています。
ただ、このようなタバコのヤニ汚れによるものは借主負担と考えられるケースが多いのです。当社でも、契約時にタバコのヤニによる汚れは借主の負担、としています。
契約時に当社では、ご本人にタバコを吸われますか?とお伺いします。
もし、タバコを吸われる場合クロス変色による貼り替えが必要な場合、借主負担となることを予めお話してご了承して頂くようにしています。
原状回復工事の費用負担。貸主は借主へ契約時にきちんと説明しておきましょう。
そんな訳で、喫煙者の方。
今の世の中大変住みにくいとは思います。
街中は禁煙の場所ばかり。
でも、タバコを室内で自由に吸われる方のお部屋と、まったく吸わない方のお部屋では汚れ方が全く違います。
クロスのみならず、建具やエアコン内部にまでタバコのヤニが入り込みます。
建具の変色(ドアなど)は長い間に色もしみ込んでしまい清掃でも落ちなくなってしまいます。
清掃や、補修工事も費用がかさむこと間違いなし。
それを考えると、借主負担金が出るのも仕方ないですね。
賃貸物件を借りる時には、室内での喫煙をやめるか、退去時の費用を覚悟しておくほうが良いと思います。
貸主様側は、契約時にタバコのヤニ汚れによる現状回復工事についてきちんと借主様に説明しておく必要がありますよ。
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