入居中貸主側で室内に立入ることがあります
賃貸住宅に住んでいると、建物の維持管理、保全 の為に全室に立入工事等を行われる事があると思います。
大きな修繕は、頻繁にはありませんが良く行われるのが排水管の洗浄や受水槽などの洗浄作業です。
アパート・マンション内の各部屋の排水(台所やトイレなどの排水管)から建物の外まで続く排水管の洗浄作業です。
受水槽と言うのは、主にマンションなどで直接外からの水道管から水を引くことができない所で(各室に水を供給する為に水を貯めておくタンク)などです。
それらの洗浄や、塗装など様々な工事が必要になり、多かれ少なかれ入居者のご協力が必要となるのです。
受水槽の洗浄や排水管洗浄などは必須の工事
受水槽(貯水槽)の洗浄などは、少なくとも1年に1回程度行う事とされています。
タンク内が汚染されていたりすると、入居者の使用する水が汚れてしまう。
それは、問題なので水質検査なども一緒に行います。
この洗浄作業の際は、短時間ですが水が止まる可能性があります。
入居者の方が在宅している必要はありませんが。
入居者にご協力いただかなければいけないのは、排水管の洗浄作業です。
各部屋の流しや洗面所、トイレなどの配管に管と通して高圧の洗浄を行うのです。
油汚れや、使用している内に配管の中は汚れが付着して狭くなってきたりします。
詰まってきた箇所があると、上の階から下の階へと汚れた水が流れていくうちに詰まってあふれてきたりします。
ですから、出来れば全ての部屋の配管を洗浄するのが効果的です。
その為には、勝手にお部屋に入ることはできないので、在宅して頂くようお願いするわけです。
入居者は協力する義務があります。
排水管洗浄や貯水槽洗浄などは、本当に水回りなので入居者の方の生活に直結している問題です。
皆さんが同じ日に在宅するという事は、実際問題かなり難しいことです。
でも、予め在宅の確認の連絡をしたり、不在なのか連絡して欲しいと言っているのにも
関わらず何ら回答を頂けない事も良くあります。
基本的に、貸主側で行う必要な修繕等について借主はそれを拒否することができない。
という条項は契約書にも記載しているのが普通です。
貸主が、建物を維持管理する為の行為についてはご協力して頂く必要があるのです。
特に水の問題などは入居者の為でもあります。
是非、皆様そんな時には出来るだけ協力してくださいね。
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