マンションの雨漏り。以前に修理した筈なのに?再度大規模修繕が必要 ①
マンション最上階の角部屋入居者より雨漏りの連絡がありました。
鉄骨造の3階建てでタイル貼りの建物です。
以前にも同じようなクレームがあり、6年前に外壁塗装などを行っています。
もちろん、新たに亀裂が入ったりなども考えられます。が、どうも同じ場所のようです。
どうやら数年前に行った工事では修復されていなかったのではないか、と思われました。
今まで、少しずつ内部に雨は浸透していたようなのですが、最近の大雨や風で室内にはっきりわかるほど、雨漏りしてきたようなのです。
外壁工事を頼んでいる業者さんに調査を依頼。
南ベランダ側の窓回りから雨が入ってくるのですが、やはり内部にも大分水が入っていました。
屋上に昇って調査したのですが、今回調査を依頼した業者は、6年前の工事業者ではありません。そのせいか、当時施工した業者に頼んだほうが良いですよ、と暗に断られてしまったのです!
陸屋根の上に屋根をかける工法・でも肝心の陸屋根の防水塗装がされていない!
当時、そろそろ外壁と屋上(陸屋根)の修繕時期という事もありオーナーさんがご自身の知り合いに工事を依頼。
工事の内容は正直良く当社ではわかりませんでした。
ところが、今回初めて陸屋根の上にトタンの屋根を設置する屋根カバー工法がされていたことがわかりました。
陸屋根の防水が長持ちすると言われています。
ただ、その屋根の下と屋上の周辺(立ち上がり)の防水やひび割れ(クラック)の処理がされていなかったのです。
外壁も当時ペンキ塗装がされていたので、一見大変きれいに見えました。
ところが、防水塗装やタイル目地の処理がされていなかった事がわかったのです。
逆に屋根がかけられた為に屋上の防水自体の様子もあまり確認ができません。
それでも、屋上の周囲立ち上がりや表は明らかに雨が侵入するような亀裂があります。
これでは、最上階のお部屋に雨漏りがするのは仕方がない!
調査を依頼した業者は、以前の工事業者に見させたほうが良いと断られてしまったのです!責任問題になるのも、ちょっとーーーーー
という訳です。
あちこち重症な、建物。
でも、直さなければなりません。
台風シーズン到来近し!工事業者に断られるほど。でも直さなければ!
台風シーズンも近づき、工事は急を要する。
そんな時期になりました。
大きな工事になりそうですが、仕方ありません。
改めて、他の業者に見てもらうことになりました。
以前工事した業者は、再度見積もらせてくれ、と言ってきました。
でも、この状態はその業者にも責任があると思うのですが
改善できるとは思えないのです。
別の業者が改めて調査しました。
屋上屋根の下は、工事もせずに屋根をかけたので却って屋根と屋上の間に熱がこもり、更に雨はたまっていたのです。
そして、立ち上がり部分から建物内部に水は入っています。
そこから、とにかく直さなければ、と工事を依頼したのです。
ここから、工事は大変な事になっていきました。
また、工事の様子も説明していきます。
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