空家問題の一つの解決方法として。短期貸と言う方法はどうですか。
店頭によく、建て替えの間だけ家を借りたいというお客様がいらっしゃいます。
自宅建て替えの間、賃貸を借りればよい、と結構簡単に思っているようです。
ところが実際に探してみるとびっくり。
なかなか短期で貸してくれる物件が少ないのです。
4ヶ月から6ヶ月の間だけでお金もきちんと払うのになぜ貸してもらえないの?
疑問に思われます。
なぜ?
実は、貸すほうからしてみたらできれば長期間借りてもらうほうが一般的にはありがたいのです。
何で短期間貸すのが嫌がられるの?
賃貸物件を貸すためには、設備を修理したり部屋をきれいにしたりします。
まして、最近はただクリーニングをしただけでは、なかなか貸せないのです。
大家さんも知恵をしぼって、クロスも凝ったものにしたり、見栄えのよいフローリングにしたりします。
当然、費用もかかります。その費用を回収する為に(元を取るため)は、ある程度の期間入居して賃料を受け取らなければ、収益が出ない事もあります。
例えば新規リフォーム済み、リノベーション済み、といっているのに短い期間だけ借りる方がいると、また退去するわけです。
たとえ短期間の入居であっても、またクリーニングしたり募集したりしなければなりません。
それを考えると、頑張って賃貸物件をきれいにしたりしている大家さんほど短期間の入居は嬉しくないのです。
賃貸物件が動くこの時期。短期貸はもっと難しい!逆にこの時期に短期間でも貸してもらえる物件はありがたい
更に、年が明けて春先までの移動時期。
この時期は昔ほどではないにしても、賃貸を探す方も多い季節です。
そんな時に1月から4月まで貸して下さい。
そう言われて「いいですよ」という大家さんは少ないでしょう。
引越しシーズンが終わった頃に、退去された物件。へたすると、数か月も入居してもらえなくなってしまうのです。
でも、建て替えを計画している方も困るのです。
逆に、ご両親が年をとられて子供家族と同居することになった。とかホームに移られた。あるいは相続が発生した。
そんな時に空家になっているものがあれば。
短期間だけ借りたい方に貸してみるのは、良い方法だと思います。
売却もしなければならないとか、どうするか決まっていない家があるとします。
あまり、大規模に修理したりしなくても数か月住める位にすれば大丈夫です。
賃貸していたけれど、もう賃貸に出すのも大変だし、面倒。という方も数か月間だけであれば、立ち退きをさせるなども不要。
短期間借りたい方にとっても好都合です。
そんな大家さん。空家所有の方。
放っておいても、傷むのであればこんな方法もありますよ。
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