土地の売却・分割に測量が必要ですか。①
地の測量図という言葉を耳にされる事も、あると思います。
文字通り土地の面積、大きさが記載されたものです。
不動産を購入する時、その面積の記載されている測量図を契約時に資料として渡され、当然のように受け取られていると思います。
売却する時や、何か調べる必要がある場合には、自分で測量図を取得しなければなりません。そんな時、どのようにしたら測量図が手にはいるのでしょうか。
測量図と一口に言っても、実は種類があるのです。
測量図を手に入れる方法。 尺貫法の測量図なんてあるの?
まず、第一に行う事は法務局に行き「地積測量図」というものを取得しようとします。土地の面積や寸法が、法務局仕様で記載されているもので、誰でも手に入れられます。
ところが、まず地積測量図がない場合があります。
これも、案外良くあるケースなのです。登記というのは義務ではありませんし、
昔から所有していた土地で、そのまま使用していると特に測量を必要と感じなければ
測量などをしていなかったりします。
更に取得できたとして、法務局に登記されているのだから、正確だと思いますね。
ところが、あったとしても古い測量図で正確でないものも多いのです。
依然取得してみた測量図には、寸法の記載しているところに、2とか3などと書いてありました。広さから考えてみれば2mや3mの事ではありません。
これは尺貫法を用いられたもので、2間(にけn)3間(さんげん)という意味です。尺貫法表記は1間が、約1.8m位になりますね。
まだ法務局に登記するのが一般的でなかった時代に登記していたのは、すごいなと思いますが、当然ですが現在の測量方法から考えると、あまり正確とは言えないですね。
測量図は法務局に全て登記されているとは限らず、また、最近の測量方から考えると必ずしも正確であるとは言えないのです。
現況測量という測量の仕方
土地には境界があります。隣り合った土地ではお互いにここが境界であると確認しあい、境界石というものを入れている事が一般的です。
それが、昔はあまりきちんとお互いに承諾をとったりしていなかったり、更には寸法もちゃんと入っていない事も良くあります。
測量はきちんとした資格をもった測量士に依頼して測ってもらわなければなりません。
もちろん、費用は発生します。
更に、測量には現況測量というものと、確定測量というものがあります。
現況測量というのは、文字通り現況を測ったものです。
特に、境界を確定はしていません。
ただし、大体の面積や土地の形などを知る為には、これでも大丈夫です。
費用も確定測量よりは、安くてすみます。
昔からずっと同じ土地に住んでいる方などは、一度測量図があるのか調べておくと
いざという時にいいかもしれません。
確定測量については後日また。
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